2009117

神奈川県知事
松沢 成文 様

抗 議 文

 マスコミ報道によれば、あなたは115日(日本時間6日)にワシントンにあるジョンズ・ホプキンス大高等国際問題研究大学院での講演会で、「普天間基地の県外・国外移設は不可能」「辺野古しか解決策はない」と語ったと伝えられています。さらには、「普天間がこじれると再編全体が遅れる。神奈川にとっても負担減となる計画が遅れてしまう。」「渉外知事会の会長として、米軍再編ロードマップを計画通り進めるのが両国政府の役割だと思う」とまで踏み込んだ発言も報道されています。

 これではまるで先月来日したゲーツ米国防長官の発言と同様の、沖縄に対するあからさまな恫喝です。「渉外知事会の会長」が、いつから米軍の意向を代弁するようになったのでしょう?沖縄の人々と共に、米軍再編による神奈川県内の基地機能強化に反対してきた神奈川県民として、強い憤りを禁じえません。

「神奈川にとっても負担減になる」などという認識にも驚きあきれます。キャンプ座間への米陸軍第一軍団前方司令部設置や相模総合補給廠への戦闘指揮訓練センター建設、横須賀への原子力空母の母港化、池子米軍住宅の追加建設などなど、この間進んでいる事態は、神奈川県内の基地機能強化以外のなにものでもありません。

 沖縄では、あす118日に、「辺野古への新基地建設と県内移設に反対する県民大会」が開かれます。830日の総選挙の結果、1031日・111日の琉球新報・毎日新聞の沖縄県民世論調査(県外・国外移設を望む声が約70%)からも明らかなように、「世界一危険な普天間基地の即時閉鎖!」「新たな基地の押し付けはごめんだ!」これが沖縄の人々の総意です。あなたの無責任な発言は、戦後半世紀以上にわたり基地の重圧に苦しめられてきた沖縄の人々の切実な願いを踏みにじるものであり、断じて許すことはできません。

 私たちは、あなたの無責任極まりない暴言に、強く抗議します。ただちに発言の撤回を求めます。

 沖縄の自立解放闘争に連帯し、反安保を闘う連続講座