7月11日の第1回講座の会場は、新横浜のスペースオルタ。寿や李正美コンサート&集会で何回かお借りした沖縄講座にとってはおなじみのホールです。今回は、コンサートではなく映画の上映と講演。前売りチケットの売れ行きもコンサートと違ってなかなか伸びずに心配しましたが、しり上がりに事前予約の問い合わせも相次ぎ、当日は写真のように約60人の参加で、成功させることができました。『反国家宣言』のフィルム上映に当たって、制作者の山崎佑次監督、大阪のプラネット映画資料図書館の安井喜雄さんに大変お世話になりました。
『反国家宣言』は、〈復帰=再併合〉直前の沖縄青年同盟の活動から始まり、雪の北海道=アイヌモシリの風景で終わる壮大なスケールのドキュメンタリー。アジアの視点から日本の侵略と戦争の近現代史を撃つ鮮烈な映像は、仲里効さんの講演「〈復帰=再併合〉を問う」の問題提起と共振するものでした。
(仲里さんの講演録は準備中)
集会には沖縄・一坪反戦地主会関東ブロックのみなさんも参加。司会からも現在取り組んでいる新嘉手納爆音訴訟の最高裁宛署名が紹介され、東村・高江の那覇地裁宛仮処分申立て却下を求める署名などと共に、ロビーで参加者のみなさんに協力していただきました。
連帯アピールでは、沖縄講座も参加している基地撤去をめざす県央共闘会議副代表の檜鼻達実さんから発言。最後に、沖縄講座から緊急アピール護衛艦の横浜港・大さん橋入港決定に抗議し、撤回を求める声明を提起し、拍手で採択されました。この声明は、翌12日に横浜市長あてに送りつけました。
終了後は、近くの居酒屋で仲里さんを囲んで懇親会を開催し、意見交流しました。
後援団体となっていただいた自治労横浜市従業員労働組合をはじめ、自治労横浜各支部や県央共闘会議、ピースサイクル神奈川など賛同・協力いただいた多くの団体・個人のみなさんに感謝したいと思います。10月2日の第2回講座にも、ぜひ多くの方の参加を!