は空気を浄化してくれる特徴がありイグサの香りにはアロマテラピーの効果があるといわれております。
周期的に工事する事により、衛生的かつ豊かな安らぎと優しさのある空間が得られます。
畳の美をより一層味わって頂きたく存じます。
畳は、床材として日本の気候風土に最も適している上、室内の空気の浄化作用がある敷物です。
健康に過ごすために、畳をいつも新しく保つ方法を覚えましょう

1)冬は暖かく、夏はひんやり、僕の感触は素晴らしい。
2)畳の上にカーペットを敷くと畳が呼吸できなくなり、ゴキブリ、ダニの住み家になります。
3)畳を動かす時は、元あった場所に戻しましょう。
4)裏返しは2〜3年、表替えは4〜5年で行います。

畳の部屋は日本人にとってふるさとのようなものです。
それは、日本人が昔から知っていた畳のやさしい働きのためです。
畳との素敵な関係を通して、日本人は暮らしにやさしさを見つけてきたのです。

□触って□
畳が快適な理由のひとつとして、ソフトな弾力性と優れた「吸放湿性」があげられます。人が畳の部屋に寝た場合、一晩でかいた汗の3分の1は畳が吸収してくれるといわれています。
しかも、吸収するだけでなく、室内が乾燥すると、畳は室内を快適な条件に整えるために適度の水分を放出するという機能もあるのです。
畳の部屋が心地よいのは、畳のこんなやさしい働きのためなのです。

□聴いて□
畳のへ屋に入ると、衣ずれの音にも何ともいえない静寂さを感じます。これは、畳がもっている、吸音性と関係しています。部屋の中の余分な音を畳はやさしく吸い込んでくれるのです。フローリングの部屋だと下の階に響くような音も、和室だと気にならないというのは、畳が音を遮ってくれるからです。そして、この遮音効果が私たちの心の安らぎをもたらしてくれるのです。

□観て□
畳の部屋にいるとなぜだか落ち着く。日本人なら、常日頃感じている事です。これは、人間の目に映る色彩の落ち着き感とともに、皮膚が感じる「光」と関係しています。人間の皮膚は呼吸しているのと同時に光も呼吸しています。そして人は、自分の皮膚の色に近い反射率の色を感じると安心できるという本能があります。畳の部屋の反射率は、日本人の皮膚の反射率とほぼ同じ。だからこそ、日本人にとって畳の部屋は安らぎを覚える空間なのです。

□香って□
畳の部屋でリラックスできるのは、畳のかもしだす独特の匂いと関係しています。畳の香りとは、主にイグサの香りです。このイグサの香りには鎮静効果があり、まるで部屋の中で森林浴をしているのと同じような効果をもたらしてくれます。
この心地よい香りで、私たちは自然に呼吸が深くなり、心身ともにリラックスできるのです。

「畳虫を防ぐ」
一般に畳虫と呼ばれているのは、粉ダニの一種です。未乾燥の新築の部屋へ畳を敷き込み、戸を閉めたまま放置したり、梅雨時などの高温多湿の時に発生します。ほとんどの場合、暗い場所で湿度が高く高温を好む性質なので、その弱点を利用する事になります。
1)晴れた日は窓を開け、風通しを良くする。
2)新築家屋はとくに湿気がこもりやすいので、クーラーで除湿する。
3)畳の下は新聞紙ではなく、畳専用のシートを敷く。
4)床下の換気を良くする。

畳のお手入れについて(施工完了直後のお客様へ)
新畳を敷き込んだ後、白い粉のような染土が自然にとれたり、布や靴下で擦れて畳表が光ったり、色むらがあるように見えます。
これは畳表の染土が部分的に拭き取られたために新しい畳表に見られることです。
畳表の汚れやしみではございませんので、ご安心ください。
畳表は、昔から天然のい草を、一本一本織り上げて作られています。刈り取ったばかりの生のい草を。特殊な染土を水で溶かしたものにひたし、その後、生のい草を乾燥し、一本ずつ選別て、織り上げられます。
この染土は、畳表独特の色、艶を保ち乾燥時の変色や色汗を防ぎます。もし、この染土がなければ、い草は乾燥時に枯れ草のように色褪せてしまいます。染土は、主に淡路島沖の海底や断層で採取される淡路染土が用いられており、天然のものです。
畳施工時、あらかじめ染土を拭き取ってしまうと、空気に触れる部分が多くなり、日焼けしやすくなってしまいます。畳の敷きこみ時には染土が付いたままの状態でお客様にお引渡ししております。
畳を使われる前に、畳表を乾拭き、又は、固く絞った雑巾で拭いてからお使いくださいませ。

畳はマメに掃除機をかけてください
畳は1枚に約50tの水分を吸収することができ、室内の空気が乾燥してくると、その湿気を放湿します。いわば、自然のエアコンといえます。しかし、新築したばかりの建物は、コンクリートの吐き出す湿気が多く、どうしても室内の湿度が高くなりがちです。窓を閉めたまま長く放置されますと、カビが生えやすくなったり、虫の住まいになったりします。毎日、隅々までていねいに掃除機をかけてください。また、天気の良い日には、窓を開けて畳や室内に風を通し、乾燥させてください。