当院は良質で誠実な医療を目指しています。グーグルの点数操作など一切行っていません。呼吸器領域でも喘息、肺気腫、間質性肺炎と長く付き合っていかなければならない疾患も多く、これからも最良の医療を提供してまいります。

全般的な注意

①院内でのマスク着用をお願いしております。

②1週間以内、特に2,3日以内の発熱、風邪症状は受診前の電話での相談をお願いしています。直接来院されてもお断りする可能性があります。

③咳や息苦しさで初診または前回受診よりも3か月以上あいて再受診される方は呼吸機能検査による評価が必要です。喘息や肺気腫などの慢性疾患は何らかの感染症を契機に悪化し咳がでたり息苦しさがでます。より安全に呼吸機能検査を行えるようにコロナ抗原検査(唾液・咽頭ぬぐい)を実施しています。これはコロナ感染症の可能性がゼロではないためで、当日、短時間で検査結果がでます。抗原検査陰性が確認できれば呼吸機能検査を実施します。

当院の診察の流れ

咳・息苦しさ・痰のトラブルで受診される方
初診の患者様および3か月またはそれ以上受診間隔が開いて再診(再初診)される場合、まず胸部レントゲン撮影と 当日中短時間で結果が判明するコロナ抗原検査(唾液・咽頭ぬぐい)を行っています。肺炎などの感染性肺疾患のないこと、コロナが陰性なことを確認した上で、呼吸機能検査、呼気一酸化窒素濃度測定(好酸球性炎症の評価)、採血を行って正確に診断しています。

気管支喘息や肺気腫の診断だけではなくフォローアップにも呼吸機能検査(スパイロ検査)が必須です。
気管支喘息であろうと肺気腫・慢性気管支炎であろうと、1秒量の低下(肺年齢が実年齢を超えている方)は、寿命を短くすることが報告されていますし、酸素吸入を必要とするリスク、心不全のリスクに関連します。また、肺年齢が実年齢よりも低い軽症喘息の方でも吸入をやめると咳、痰、息苦しさが出現する方は治療の継続が必要です。喘息の本体は若い頃から続く慢性的な気道炎症です。10歳代、20歳代の気管支喘息では肺の発育が悪くなるためやはり定期的な呼吸機能の評価は必要です。呼吸機能検査を行わないで喘息や肺気腫を診断することはあり得ません。診断根拠の無い思いつきで処方して終わりというものでありません。なお、定期的な受診中の呼吸機能検査の前には抗原検査は原則求めておりません。

いびきで受診される方
睡眠時無呼吸症候群を疑います。まずは自宅で行う簡易睡眠検査を行います。簡易検査で無呼吸低呼吸指数(AHI)が20以上で酸素飽和度が90%以下になる患者様には脳波検査を含むフルPSG検査を自宅で行っていただいております。なおフルPSG検査を入院して行いたいとのご希望があれば虎ノ門病院や順天堂大学病院などへの紹介も行います。治療に関しては、CPAP療法の導入・継続治療やマウスピース作製のための歯科紹介を行っています。

禁煙外来で受診を希望される方
現在チャンピックスの販売が中止になっていて再開のめどは立っていません。意味のないニコチンパッチの処方は行っておりませんのでニコチンパッチを試されたい方は薬局での自費購入をお願いしています。