1) ユリウス暦のユリウス日(通称:ジュリアンデート)は、一般に多くの汎用コンピュータで使用されています。

2) ユリウス日は、その年の序数日・1月1日からの通算経過日数(通算日、通し日)を表します。 例えば、ユリウス日の 032 はその年の 32日目のこと、つまり 2月1日を意味します。平年は 365 まで、閏年は 366 まであります。

3) ユリウス日形式には、2桁の西暦年をユリウス日の前に置くもの( 99032 )や、ダッシュで区切るもの( 99-032 )、スラッシュで区切るもの( 99/032 )、などがあります。

4) 例えば、ユリウス日形式の 00060 は、 2000年2月29日とも 1900年3月1日とも解釈できるので、注意が必要ですね。

5) 現在のグレゴリオ暦では、閏年についての判定は、西暦年が 4 で割り切れれば閏年(U)、但し 100 で割り切れれば平年(V)、しかし 400 で割り切れれば閏年(W)、という基準があります。 2000年は 400年に 1回の閏年です。
  U := @Modulo ( @TextToNumber( @Text( @Year( @Today) ) ) ; 4 ) ;
  V := @Modulo ( @TextToNumber( @Text( @Year( @Today) ) ) ; 100 ) ;
  W := @Modulo ( @TextToNumber( @Text( @Year( @Today) ) ) ; 400 ) ;

6) また、「春分の日( 3月 X 日 )」 や 「秋分の日( 9月 Y 日 )」 は 年( Year ) によって日が異なります。
1980年から2099年までについては、以下の式で求めることができます。
  X = @Integer( 20.8431 + 0.242194*(Year-1980) - @Integer( (Year - 1980)/4) ) ;
  Y = @Integer( 23.2488 + 0.242194*(Year-1980) - @Integer( (Year - 1980)/4) ) ;

* Julian Calendar (旧太陽暦、前46年ローマの執政官Julius Caesarが定めたカレンダー)
 4年毎に1日の閏日を置き、400年に100回の閏年があった。

* Gregorian Calendar (現太陽暦、1582年にローマ法王Gregory十三世がユリウス暦を改正して制定したカレンダー)
 400年に97回、閏年がある。

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