在宅医療について

 大西耳鼻咽喉科は耳鼻科としては在宅医療を積極的に行う珍しい医療機関です。在宅医療とは、一言でいえば患者さんのご自宅で(在宅で)、医療を行う事です。 最近、在宅医療の患者さんからの往診依頼が多くなりました。寝たきりの高齢者の方や障害をお持ちの方で耳鼻科の病気を抱えて困っておられる患者様が多いのに驚きました。 

 ●「往診」と「訪問診療」はどう違うのでしょうか?


 一般に往診とは患者の求めに応じて、患者の急変時に診察を行う事を指します。

 医師が自宅に来るイメージは、体の具合が悪くなったときに来てもらうというものが一般的ですが、これは「往診」と呼ばれ、
「訪問診療」はそれとは少し違います。

 
「訪問診療」とは・・・・・・何らかの疾患を抱え定期的に医療を受ける必要があるにも関わらず、外来通院が困難な場合に、
                 ご自宅に定期的に訪問し診察を行う事を指します。一回だけの緊急の依頼による訪問が往診で、
                 患者の状態の維持・向上のため定期的に訪問するのが訪問診療です。

 
 つまり、体の麻痺などで通院が困難な方、長期の療養をできる限り住み慣れた地域・自宅で送りたいという方、寝たきりのお年寄りの方などに、医療機関が予め診療計画を立て、医学的・医療的管理に基づき、定期的に医師が患者様のお宅を訪問し、診療を行うことを「訪問診療」と呼びます。 
 
 これらの、在宅医療には各種健康保険が適用されております。また、交通費は頂きません。
 
 しかしながら、在宅医療はまだ歴史が浅く、我々も思考錯誤を繰り返しながら、何とか皆様のお手伝いが出来るよう努力をしている途中です。また、在宅医療の場合、医療のみでは解決できない事が多くあります。家族の協力がなければ、問題が解決できない事も多くあります。そういう意味では家族の負担が多い医療である事は事実です。
 
 実際に介護されている方で、何か困った事がある方は、出来るだけ早くご相談してみて下さい。
 今までは、内科や外科の先生が在宅医療で対応されていたようですが、やはり、耳、鼻、のどの疾患で専門的な治療を必要とされる方は当方へご相談下さい。
 

現在、往診担当の医師が常勤しておりません。 大西博昭医師に依頼しております。 
その都度電話でご相談に応じます。
(大阪市平野区訪問看護ステーション[電話06−6795−2731]にもお問い合わせください)



在宅医療についてご希望、ご意見がありましたらご連絡下さい。
大西耳鼻咽喉科医院 06-6704-4848

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