Last modified : 2003.01.30
SL-HF900MKU Hi-Band化
SL-HF900MKUHi-Band化(5.6Mhz -> 6.0Mhz) |
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ここで紹介する方法は当時、雑誌で公開されていた、もっともポピュラーな方法を紹介いたします。 本当はSL-HF900を掲載したかったのですが、当方の900初期ロットの為BetaIsのSHB化が無理でしたので止めました。しかし、作業方法としては全く同じです。 この原因は、ヘッドのプリアンプがボルトオーバーしてしまった為です。プリアンプの設定を変えれば可能かも知れません。 900の後期ロット、MKIIではアンプの容量がアップされているようなので、Hi-Band化が可能です。 改造というより、調整ですが、使用するテープのグレードが低いと、反転ノイズの原因になるので、使用するテープを統一すると、ここに書いた内容より更にHi-Band化可能だと思います。 |
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作業手順 @ まず、シーリングパネル内の録画モードスイッチを Hi-Band:ON にします。 そして、フロント部を下にして、デッキを裏返し底板を外します。 左側の基板に映像系音声系の録画・再生時の増幅回路等があります。 SONYのVTR(特にBeta)は基板に回路に機能がプリントされているので、よく判ります。 ここで、CAR-3というのを探します。 すると赤丸印のところにありました。 そして、その周波数測定ポイントであるIC1は青丸印にありました。 |
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作業手順 A 測定位置はこのIC1の25番ピンです。 |
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作業手順 B CAR-3の変更は赤丸内の半固定VRを変更いたします。RV208と書いてあります。 反転ノイズの出ない範囲で上げていきます 青丸内にDEVとかかれた所にRV207という半固定VRがあります。デビエーションの設定をする時はこれを設定しますが、よほど腕に自信のある方以外は触らないでください。 デビエーションの設定は200KhzUPが最適のようです必ずホワイトレベル100%で設定してください。この意味が不明な方は作業しないでください。 |
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作業手順 C 周波数カウンターをIC1の25番ピンにあてます。この時VTRの電源を入れ、入力は外部入力にします。端子には何も接続しません。必ずHi-BandスイッチHiFiスイッチはONにしてください。 作業はくれぐれもドライバーの先で回路をショートさせないように気をつけてください。 ご覧のように、変更前は約4.4Mhzです。ホワイトピークまでの1.2Mhzと合わせて5.6Mhz。確かにHi-Band Betaです。 |
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作業手順 D
VRをゆっくりと回し周波数カウンターの数値を上げて行きます。 デッキの各固体によってUP可能な数値は微妙に違うと思いますが、だいたい400Khz前後にします。そして、録画・再生して状態を見ます。この機では、ほぼ500Khz(6.1Mhz)まで上げられました。 録画・再生テストをしたところ、大変クオリティの高い映像を得る事ができました。ベータプロ3000に負けません。 試しに、この機で録画したものはSL-HF3000でSHBで綺麗に再生できました。当然このSL-HF3000のSHBで録画したテープも綺麗に本機で再生できました。ノーマルのBetaIで録画されたテープは従来通り再生出来ました。 |
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特記事項 ※回路のショート、電源部分には十分ご注意ください。 |
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