Last modified : 2004.09.05
SL-F11 ジャンク品修理3
(委託修理品)
SL-F11 ジャンク品修理3(委託修理品) |
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今回のF11は、このサイトをご観になられた方からの委託品です。 しかし、確実に直す自身も無くなって来ましたし、いよいよ部品の問題も出てきた為、今回の修理で、委託修理は終わりにする事にいたしました。 物としては、本体とリモコンです。症状としては、カセットが入りません。カウンターが点きません。リモコンが動作しません。と、以上のような状況です。 |
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作業手順 @ キャビネットを開け、中を確認いたします。もう、判りますね、カセコンが逝ってます(^^;) |
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作業手順 A カセコンを外し、状態を確認いたします。今回はギアのみではなく、挿入感知するスイッチへ繋がる金属製部品が曲がってしまっています。今回は、委託品ですし、正常なカセコンに丸ごと交換する事にしました。 |
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作業手順 B カセコンの破損の影響が、どの程度他の部分に影響しているか、確認します。すると、特に、問題はない見たいです。 試しにこの状態で、再生テストをしてみましたが、画像が変です。ノイズが載ったり、上下にゆれたりです。 |
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作業手順 C あれ?と思いもしかて、と思い、Yキャリアを測定します。・・・なるほど、Hi-Band化されています。最初はキャプスタンが原因かと思いましたが・・・ |
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作業手順 D 判断基準は難しいのですが、VL-3基盤が怪しいなと思い、ストックしてあるものを出してきました。表示管も委託修理の為、この際、正常部品と交換しておきます。 交換後、再テストすると、正常に再生されるようになりました。テープパス、キャプスタン、とVL-3基盤の不良の見極めって、やっぱり難しいですね。 |
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作業手順 E 続いて、リモコンの修理に掛かります。 |
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作業手順 F バラして見ましたら、基盤はIR-19になっています。これは後期型ですね。初期型はIR-9と言う基盤を使用しています。 |
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作業手順 G 更にバラしていきますが、コンタクトラバーも結構状態はいい見たいです。埃で汚いですが、清掃すると綺麗になります。 |
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作業手順 H 自問題はこれでした。端子の腐食とケーブルの腐食、基盤の根元まで逝ってました。とりあえず、新品に交換します。 |
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作業手順 I 写真は貴重な新品の端子です。しかし、この際ですが、使ってしまう事にしました。 |
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作業手順 J これで、完璧ですね。動作確認すると、正常に動作するようになりました。ICが無事で良かったです。これが逝かれると、お手上げでした。 |
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作業手順 K これで、修理完了ですね。 今回の修理の内訳です。 合計 \?円 修理時間 約8時間(部品清掃時間含) |
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特記事項 |
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