Last modified : 2003.07.04


SL-2100
ジャンク品修理(その2)

SL-2100 ジャンク品修理(その2)

前回、スレッディング不良が判明し、修理しましたSL-2100ですが、まだ操作パネルの電光表示不良が残っていますので、今回はそれを修理いたします。
作業手順 @

フロントパネルを外します。

作業手順 A

操作パネルを見ると、なんとオイルダンパーが贅沢にも3個も使用されております。左に2個、右に1個です。

EDV-9000でも1個しか使用されていないのに、何故?という感じです。

早速ここで、故障個所が判明です。

作業手順 B  

やはりと言うか、典型的な故障でした。

リード線が見事に3本切断しておりました。
噂には聞いておりましたが、ここまで綺麗に切断されるともう芸術ですね(^^;)

作業手順 C

リード線は根元からスッパリと殺られている為、操作パネルを分解してリード線を交換するしかありません。

で、高級な操作パネルもお構い無しに分解する事にいたしました。

作業手順 D

操作盤を分解するには、写真のように目隠しテープを剥がすとビスが現れますので、それを外します。

   
作業手順 E

なかなか凝った造りですね。4層構造になっています。

しかし、今回はランプ切れのみで、操作関連不具合ありませんので、フラットケーブルには問題なく、故障個所はリード線のみと思われます。

   
作業手順 F

これが、故障個所と思われる断線個所です。

リード線の交換と、本体側コネクタ部の金属部品を付け替えます

   
作業手順 G

取り替えたところです。都合良く、同じ色のリード線があり、見栄えも元通りになりました。

   
作業手順 H

本体に戻し電源を投入します。

操作盤を開けると、見事にランプは点灯するようになりました。

作業手順 I

偶然テープが入っている時に、前面カバーを閉じた状態でテープをイジェクトしてしまいました。

すると、前面カバーが開いてからテープが出てきました。まるでLDのようですね。しかし、残念ながら閉じるのは手動です(^^;)

閉じるのも自動なら、更なる感動があったでしょうに・・・
とりあえずデッキは直りましたが、まだまだ色々と調べたくなってしまいました。次回、色々な調査結果を掲載したいと思います。

今回の修理の内訳です。
デッキ本体 \18,000
交換部品 自作部品 \0

修理代 \0
部品代 \0
合計 \18,000
修理時間 約5時間
(部品清掃時間含)  

特記事項 

 

 


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