Last modified : 2002.01.13


RMT-423 ジャンク品修理

RMT-423 ジャンク品修理

 

   
ジャンク品状態

ジャンクという事で \1,500 で購入。
電源はOKのようですが、パルスが出続けたり、出なかったり、症状が不安定。

しかも、VTR1/2切り替えスライドスイッチ、TV/VTR切り替えスライドスイッチ共に完全に死んでる模様。

作業手順 @

中を開けると、まずバッテリーコネクタが液漏れで死んでいて、液漏れがリモコン基板まで侵していました。

とりあえず、不動作の原因を調べるべく液漏れ跡を掃除、すると、基板のコンタクトパターンがご覧の通りに・・・・

これは、何か方法があるやも知れません。

作業手順 A

そして、更に、最悪の事態が・・・(^^;)
スイッチが土台を残して外れます。

リモコン自体、素人分解されているらしく、
スライドスイッチは2個共破損していました。
と、いうより止め具がもぎ取られていました。

ボタン部分に何かこぼして、分解して取り除こうとしたようです。

しかし、
分解に失敗しそのまま玉砕されたようです(^^;)

 

 
作業手順 B

とにかく、このスイッチは使い物にはならないので交換する事にしました。・・・しかし、このスイッチと言うか基板はサービス部品では扱わないので、スイッチの入手は不可。

とりあえず、このスイッチは取り外しました。

作業手順 C

仕方なく、大阪・日本橋まで出向き、部品屋で部品を漁る事にしました。
何か良いアイテムがないか探索がてら、気晴らしに・・・

今回のスイッチは特殊で、3本足なのですが、
1列に3本([・・・])ではなく([∴])なので、
6本足([:::])を買って加工するつもりでした。

しかし、丁度良い大きさで6本足は見つかりませんでした。

作業手順 D

仕方ないので(^^;)写真のように1列3本足を加工することにしました。

作業手順 E

装着しましたら、ぴったりでした。

作業手順 F

基板のパターン修理ですが、コンタクトペンとやらを購入してきました。(輸入製品です)

説明を読むと、ペンのように書けて、しかも書いたものが通電するとあります。これだ!と思い購入しました。

でも、ちょっと怪しいです(^^;)

作業手順 G

このようにすればいいそうです。

しかし、なかなか書きにくい!しかも、通電可能になるまでしばらく時間が掛かるという。

しかし、うまく通電しません。

うーむ、\2,400もしたのにガセものだったとは(T_T)

説明書が、たどたどしい日本語で書いてあるのでよく解らない、ひょっとしたら、熱しないといけないかも知れません。

   
作業手順 H

仕方ないので(^^こればっか)、ジャンパー線で加工してやりました。

一連の修理を行ったところで、電源投入!するとあっさりと直ったようですよ。

動作確認の結果、全てのキーにて動作を確認する事ができました。

 
   
特記事項 

リモコン本体 \1,500
修理代 \0
部品代
 スライドスイッチ \65 × 2個 = \130
 コンタクトペン \2,480 (^_^)

交換部品 無し

合計 \4,110

修理時間 約1時間(コンタクトペン乾燥時間含まず)

知人にベータを譲る事になっていて、現在交渉中ですが、SL-HF3000がリストアップされているので、専用リモコンではないですが、おまけで付ける事にしました。

 


Copyright by 小掠 学
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