Last modified : 2003.01.13
湿式クリーニングテープを作ろう!
湿式クリーニングテープを作ろう! |
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Betaのクリーニングカセットって、もう店頭で姿を見なくなりましたね。 乾式はまだ、ソニーショップへ行くと確実に入手できますが、湿式のクリーニングカセットとなると、 ここ数年見た事がありません。 しかし、VHSの湿式クリーニングは世間に溢れています。BetaもVHSも同じ1/2インチでテープの作成方法も同じ筈なので、これは利用しない手はないですね。 ここでは、貴重な湿式Betaクリーニングカセットを自作します。 作業は各自の責任において行ってください。 万が一大切なデッキにトラブルが起きても当方は責任を負えません。 |
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使用目的: | デッキの走行系、ヘッドのクリーニング。 | |||||
使用可能機種: | Beta全機種 | |||||
作業手順 @ まずは、使用するテープです。 使い古したBetaカセットテープと、\980で販売されているTAPEX製VHS湿式クリーニングカセットです。
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作業手順 A 安価でクリーニング液もたっぷり付属しております。 今までベータ用のクリーニング液が切れたら、クリーニング液の為だけに愛用してました。
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作業手順 B カセット蓋を外します。使用するのはテープとローラーの1部です。 |
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作業手順 C Betaカセットもバラします。これは使用する部分はケース、リール、銀テープ(赤いですが・・・(^^;)) |
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作業手順 D Betaカセット側の銀テープを残してカットします。記録テープの部分は不要ですので、燃えないゴミとして捨てましょう(^^;) |
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作業手順 E VHSクリーニングカセット側も透明テープを残してカットします。必要なのは、取り出したクリーニングテープの部分です。 |
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作業手順 F VHS側のクリーニングカセット側の、プラローラーとスポンジローラーを取り出します。 |
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作業手順 G プラローラーはスポンジローラーの長さ分切断いたします。 |
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作業手順 H 切断したプラローラーを切断部分を下に赤丸部分に取り付けます。スポンジローラをその上に取り付けます。 |
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作業手順 I ちょっと厄介なのがこの作業です。 Beta側の銀テープと、取り出したクリーニングテープを繋ぎ合わせます。接続には、オープンリール用のメンディングテープが良いのですが、私は持っていないので、セロテープを使用する事にしました。 真っ直ぐ、隙間なしに裏から接合します。接合部分が少し厚くなりますが、恐らく大丈夫でしょう。
セロテープはテープカッターではなく、ハサミで切ってください。 クリーニングテープの表と裏を間違えないようにしましょう。 間違えると、大切なデッキのヘッドを傷つける恐れがあります。 また、テープの表側がべたつかないか確認してください、 走行系のトラブルになりますので。 |
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作業手順 J 繋ぎ合わせたテープをケースに入れ、爪を取り付けます。 |
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作業手順 K 最終段階です。クリーニング液を入れる穴をケースに作成いたします。(赤丸) 黄色の丸は穴をあける所を左右間違ってしまった為です。2個も空ける必要はありません(^^;) 注意) 穴を空けた際のケース内のプラクズは確実にケース内から取り除いてださい。 |
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作業手順 L 後はケースを閉じるだけです。 |
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完成 使い方は市販されていたクリーニングカセットと同じです。ただ、使用回数のチェックシールが無いので、自分で管理する必要ありです。 |
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使用してみたところ、見事に機能しております(^^)これで、しばらくはクリーニングに困る事はないでしょう。クリーニングテープが汚れてくれば中身を替えれば良いのです。 作成費用、部品一覧 TAPEX VHS 湿式クリーニングカセット \980 SONY 使用済みL-500 1本 合計 \980 |
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