Last modified : 2003.09.13


 

 
     
 

ベータマックス用語 か行

 
     
 

 
  回転消去ヘッド  
  FEヘッドと省略して言う場合が多い。固定ヘッドで消去した場合、消去幅、角度等が画像のヘッドと全く違うのと、ヘッドの位置が離れている為、録画時の消去と録画の間に隙間やトレースの合わない部分が出来てしまう。回転消去ヘッドは、画像の消去も回転ヘッドで行っている為、録画時の繋ぎ目が非常に綺麗である。
     
  ガードバンド    
    ビデオ信号をテープに記録する際、隣接トラックからのノイズが入らないように、トラック間にすきまを空けて記録するこの隙間のこと。ベータはこの隙間がないベタ書きな所からベータと呼ばれたらしい。

ガードバンドがない場合、静止画でノイズやブレが発生する。あるビデオ派にビデオを解説させると、ベータはガードバンドがないと良く指摘されるが、これを言われていた当時、某ビデオは静止画でノイズやブレどころか、映像もままならない状態であったので、虚勢を張っていたのかも知れない。 

しかしながら、ベータのガードバンドなしは、初代のBetaIのみで、BetaII/BetaIII/BetaIS はガードバンドが存在する。ガードバンドがないとの批判は現行のベータでは結局意味がないことになる。
 
         
ガイドピン  
  スレッディング状態の時、テープをガイドするピンの事。
カセットより取り出したテープを、ドラムの高さに合わせる役目を持つ。

SL-F7/F11で2番、3番ガイドピン不良(ガイドピンを起こすバネが飛び、ピンが起きず、
トラッキングがずれる現象)が多かったのは結構有名だ。
     
  ガイドローラー    
    スレッディング状態の時、テープをガイドするローラーの事。
主にテープの角度が急な場所に使用されている。
 
         
カセコン  
  カセットコンテナかカセットコントロール、カセットコンパートメントの略だと思われる。カセットテープをデッキ内に送り込むメカの事。
         
  カセコンアンロックレバー    
    SL-F7/F11/HF77/SLO-420/SLO-1500用カセコンのトレーが降りたときにロックするレバーをアンロックさせるレバー。  
     
  カセコン扉ASSY    
    SL-F7/F11/HF77/SLO-420/1500 のカセコンに使用されているカセットテープを入れた時に挿入口を塞ぐ扉の事。  
         
  カセットオートチェンジャー    
    ビデオカセットテープを自動装填する装置で、4本のテープをセットする事が出来る。SL-J9用のAG-9、汎用型のAG-500、SL-F11用のAG-11があり、AG-11にはテープ残量もついている。難点と言えば、かなり場所を取る事であろうか。
(チェンジャー使用可能機種SL-J7/J9/F5/F7/F11/HF66/HF77/SLO-420/1500)
 
         
  解像度    
    映像信号の情報量を測る上でものさしとなるもの。一般に走査線の数の事を言う場合が多い。  
         
  カットアウト    
    アッセンブル編集や編集コントローラRM-Eシリーズを使用して編集終了地点を記録する事。  
         
  カットイン    
    アッセンブル編集や編集コントローラRM-Eシリーズを使用して編集開始地点を記録する事。  
         
  カット袋    
    アニメ用語:シーンを1カット毎に区切り、その単位で作業は進められる為、1カットで1つの袋に詰められる。
作業は原画、動画、仕上げと進むが、分けられる事はなく必ず撮影まで1セットである。

最終的にタイムシート、原画、動画、セル画が1つの袋に収められる。
 
         
  型取り    
    模型用語:3D物体をコピーする為に、型を取る事。  
         
カメラ端子  
  音声L/R信号、映像信号、制御信号(一時停止、一時停止解除)を14ピンにまとめた端子。リモート端子として、コントロールのみの端子もあった。後に制御信号のみが独立して、コントロールSとなった。レックレビュー用に、テープ走行、再生の信号もあったと思われる。

カメラ端子付きデッキには、SL-J7/J9/F1/B5/F11/HF77 がある。
     
  乾式クリーニング    
    ヘッドの目詰まりを軽いヤスリのようなテープでヤスろうと言う方式。クリーニングの期待できるのはヘッドぐらいである。又、ヘッド自身もヤスルので、寿命を縮める事になる為、多用したくないものだ。  
         
  基板    
    SONY(特にベータ)の基板には機能や回路の説明があり、解析・調査が比較的容易である。プリント基板を見て大体の機能が判るのは有りがたい。また、基板の頭2桁の型番から、その基板の機能を知る事も出来る。  
         
  キャスト    
    エンディングテロップやオープニングテロップに良く出てくる。出演者の事。  
         
  キャスト    
    アニメ用語:エンディングテロップやオープニングテロップに良く出てくる。キャラクターの声の出演者の事。  
         
  キャスト(レジンキャスト)    
    模型用語:キャストとは本来は流し込み成型の事。最近では型取り用注型材の1つをこう呼んでいる。第1種石油製品でA液・B液の2液混合タイプ。混ぜると約10分で硬化が始まり、2時間程で完全に硬化する。硬化する際、発熱するので火傷に注意。非常に頑丈である。  
         
キャプスタン  
  ビデオテープをピンチローラーで挟み込み、Tリールに送り出す機構。この基板の裏にコンデンサーが2個あるが、これが不良を起こすと、定期的なノイズがでたり、キャプスタンが回らなかったりする。
  キャリア    
    通常はシンクチップの周波数を指す。良く、シンクチップとダーククリップと混同する人が多いようであるが、全く違うものです。  
         
駆動アームギア(右)(左)  
  Hi-Band機以降のカセコンに使用された左右にあるアーム状のギアの事。この頃のカセコントラブルの原因No1はこのギア欠けだ。
         
  くし型フィルター    
    輝度信号、カラー信号の周波数多重信号を分離するためのフィルター。Yくし型フィルターとも言う。  
         
  クリーニングテープ    
    再生・録画を繰り返され画面にノイズが出た場合、ヘッドに目詰まりを起こしている場合がありクリーニングが必要となります。SONYから発売されたベータ用はL-25とL-15の乾式のみ。Hi-Band後期の機種より、付属品としてL-15の乾式クリーニングカセットが同梱された。

クリーニングカセットには乾式と湿式の2種類がある。
 
         
  結露    
    気温の低い地域や季節に、デッキ内で水滴が発生する場合がある。これを結露と言う。この場合デッキの安全装置が働きデッキを保護する為にテープ走行を全く受け付けなくなる。
結露が発生すると、テープが水分によりドラムやガイドピン、ローラーに纏わり付き、トラブルの原因となる。Hi-Band以前の一部の機種では、結露をランプで表示していたが、Hi-Band以降は保護機能は働くが表示は全くしなくなったらしい。
 
         
  削りだし    
    模型用語:モックアップによりイメージを作成した次の段階で、より具体的にパーツ作成まで進んだ段階に於いての部品作成に使用する。金型を作成しないで部品を作成する代表的な方法。勿論、加工はABS樹脂等CAMで削って作成するので、少量生産向けである。  
         
  ご使用になる前に
(お使いになる前に)
   
    付属品のひとつで、使用上の注意とは別に付属する。取扱説明書を読まずに接続・操作する人の事を考えてか、字の大きさが大きく、水色の紙と目立つようにしてある。  
         
  コピー    
    複写して、同じテープを作成する事。アナログの場合、当然画質は劣化する。  
         
  コピー    
    模型用語:複製部品、または3D物体その物を複製する事。  
     
コマ録り機能  
  主にPro機に搭載された機能で、録画一時停止中に再度録画ボタンを押すと、1コマ録画する機能。
     
  ゴム足    
    Hi-Band後期から、インシュレーター付きも発売されたが、それまではゴム足だった。重い機体(10kgを超える)にあの小さい足はかなり負荷がかかり、ラックの出し入れ時に良くゴム足が削れたり、外れたりもした。  
         
  コンタクトラバー    
    リモコンに使用されている、基板に触れるゴム部品の事。経年により、接触不良になった場合、コンタクトラバーを交換または補修すると復活する場合は多い。  
         
コントロールS  
  デッキを有線でコントロールする機能。主にカメラ制御から派生した機能で、一時停止、一時停止解除しか機能としては無かった。
     
コントロールL  
  コントロールSを更に発展させ、早送り、巻戻し、再生、録画、一時停止、スロー、カウンター制御が出来るようになった。
     
  コントロールT    
    コントロールLを更に発展させ、プリロール編集を可能にした。  
         
  コントロールマスター    
    ワイヤードリモコンで、J9に付属したリモコンの名称。  
         
       
       
         
         

     
 

 

 

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