Last modified : 20012.03.07


ベータ生産終了・VHS生産終了について

 

2002/08/27はベータユーザにとって忘れられない日となってしまいました。 
ついに、SONYがベータの生産終了を宣言したからです。
理由は部品生産を請け負っていた企業が、ベータ専用のIC等の生産施設の
償却をする為、部品供給が出来なくなる為、というものでした。
ベータマックスは、私にVTRのある生活与え、そして、VTRを使用する楽しさを
教えてくれたと言っても過言ではないと思います。
そんな、ベータマックスとSONYに心から感謝の意を表明したいと思います。
ありがとうございました。
ただ、ベータマックスにふさわしい、最後のイベントをやって欲しかったですね。
ベータファンは『SONYはベータを止めません。ますます充実…』という言葉を
信じて、最後の究極のベータ、EDV-10000を待っていたと思います。
私もその一人でした。
私は、これからもベータを使用続けます、10年間新機種は出ませんでしたが、
(現行機種の発売開始日 EDV-9000(1987年10月)SL-200D(1993年08月))
今現在でも、S-VHSには劣らない、すばらしいVTRだと思っております。
EDV-9000にいたっては、15年のロングセラー機になりました。これも家電製品
としては、ギネスものではないでしょうか。
今後の動向として、SHARPのパソコンX68000のOS(Human68k)のように、
ライセンスをフリーにして、中小企業に開発の機会を与えて欲しいものです。
そうすれば、Betaを復活させる企業が出てくるかも知れませんし。
2011年12月、パナソニックがVHSの生産中止を表明いたしました。
規格争いのライバルでしたが、VHSがなければ、ベータの進化も無かったと思います。
ベータ生産中止から9年という年月、テープ媒体としてよく頑張ってくれました。
ここで、ご苦労様でした、と言わせて頂きます。
今後はディスク媒体の時代となりますが、その進化を見守り続けたいと思います。

小掠 学 



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