「貴様、人様のチームを批評するなんて何様のつもりだ？」などというおしかりの言葉を覚悟の上、サッカー経験３０余年のおやじが、町田市、現６年生のチーム勢力図について考えてみました。 ５年生のニッサンカップ以降のｂｅｓｔ４進出チームの一覧は下表のとおりです。
ニッサン
ﾁｬﾚﾝｼﾞ
全日
きりん
さわやか
リーグ戦
ＭＦＡ
1
ＯＧ
ＯＧ
Ｊ
Ｔ
Ｊ
ＯＧ
Ｊ
2
Ｔ
Ｊ
ＯＯ
ＯＧ
Ｔ
Ｔ
ＯＹ
3
Ｍ
ＯＯ
Ｔ
Ｊ
ＯＯ
Ｓ
ＴＦ
4
ＯＯ
ＴＦ
Ｓ
Ｓ
Ｓ
ＯＯ
Ｔ
ベスト８
Ｙ
Ｙ
ＯＧ
ＴＦ
ＤＲ
ＢＦ
Ｎ
Ｙ
Ｋ
ＭＲ
ＳＢＲ
ＯＯ
Ａ
ＭＲ
ＳＲ
ＭＧ
ＭＧ
ＯＹ
Ｊ
ＯＯ
Ｊさんは、必ずしもトップチームの参戦ではないので、時としてｂｅｓｔ４を逃していますが、トップチームで参戦した全日予選、さわやか予選は圧倒的な強さで１位通過。なんせさわやか杯東京都第２位のチームです別格ですよね。
Ｊさんを除けば、Ｔさんはダントツの連対率です。特に、６年生になってからの大会では１００％の確率でｂｅｓｔ４に進出。さすが、キリンカップの王者で、かつ、Ｖさんを破ったチームです。ポジション、ポジションの要所に本当にすばらしい選手がいてチームを引っぱります。チーム全体としては、基本技術がしっかりしてフィジカルも強いオールマイティーのチームです。サッカーに取り組む姿勢、勝負に対する意識、すべての面において、小学校母体のチームの限界に近いレベルにあると感じます。
続いてＯＧさんは全日、さわやか、ＭＦＡなど、ここへきて一発勝負のトーナメントに泣いていますが、リーグ戦Ａ組では圧倒的な強さを見せつけてくれました。フィジカル面でＴさんに劣りますが、技術レベル、勝負に対する意識は非常に高く、大蔵のお手本になるチームの一つです。ボールのを動かす早さ、動かし方が本当に上手です。
Ｓさんは、６年生になって急に台頭してきました。以前から、攻撃陣にはいい選手がいて、非常に丁寧な攻撃をされていました。守備に強さが見られるようになり、安定した成績を残されています。６年生になって、ｂｅｓｔ４を逃したのは今回のＭＦＡがはじめてですから、本当に素晴らしいと思います。体を張ったプレー、相手より一歩でも先に出ようとする気持ちが強いです。ボールに対する意識の高さには感心します。
大蔵も頑張っています。４年生の頃には、ｂｅｓｔ４に１回も入れないチームでしたが、５年生の後半からは、ｂｅｓｔ４に食い込めるようになってきました。ニッサンカップ以降の大会で、破れた相手は、Ｔさん、Ｊさん、Ｊさん、Ｔさん、Ｔさん、Ｔさんで（リーグ戦は無敗）で、Ｔさん、Ｊさん以外には負けていないのですから大善戦です。取りこぼしをしないチームとも言えますが、大物喰いもできない、良い意味でも悪い意味でも、「安定したチーム」と言えます。足が遅い選手が多いチームなので、カウンター合戦に持ち込まないサッカーをしなければなりません。そのため、じっくり守って、「中盤でのつくり」を意識したサッカーを目指していますが、ここへ来て中途半端な感じになってきました。（理由はいろいろあります）
さて、ここへ来てＴＦさん、ＯＹさん、Ｙさんが台頭してきました。今までも非常に良いサッカーをされていて、実際に対戦して負けそうなこともありましたが、これまではなんとかなって来ました。しかし、ＴＦさんには夏の招待大会でついに負けてしまい、ＯＹ、Ｙさんとはリーグ戦で引き分けでした。そして、先に行われたＭＦＡのゲーム内容、成績を見ると、明らかに抜きさられてしまったようです。まだまだ、巻き返しができる程度の差だとは思っています。（最後の最後に来て抜かれるのは悔しいですから、差し返したいです）
台頭してきたチームに共通して言えることは、中盤〜トップにかけて、絶対的なキープレーヤーがいることです。今までも、彼らは良い選手だったのですが、周りの選手がついて行けていなかったように思います。だから、キープレーヤー１枚だけを押さえれば何とかなったわけです。ところが段々と、周りをサポートする選手のレベルが上がり、そのキープレーヤー自身もクレバーな選手に変貌し、攻撃の破壊力が格段にアップしており、キープレーヤーのみを押さえれば済む問題ではなくなってきました。
そしてさらに注目はＫさん。テクニックＫと呼ばれていたチームが力強さを身につけてきました。先の対戦では、大蔵は勝ちを拾いましたが、完全にやられたゲームでした。中盤での競り合いに、あれだけ負けるとは思いませんでした。正直、「技術は高いが組みやすい相手」と思っていましたが、印象がすっかり変わってしまいました。
さて、勢力図が書き変わろうとしている中でのチャンピオンズカップ。元々上位に位置していたＪ，Ｔ、ＯＧさんに、それを追いかけていたＳさん、大蔵。ここへ来て台頭めざましい、ＯＹさん、ＴＦさん、そして影の王者と恐れられていたＫさん、最後の決戦まであと１ヶ月を切りました。