強迫性障害(OCD)の症状例

「強迫性障害」OCD(Obsessive Compulsive Disorderの略)は、脳の神経伝達物質の不調整や心因性の問題、また発達障害も関わっているケースなど、さまざまなことからおこる心の病です。
子どもの頃に発症することも多く、平均発症年齢は20歳前後とされています。有病率が2~3%とされ、50人に1人の割合で、強迫症状に苦しんでいる 人がいるにもかかわらず、支援体制は充分に整っているとは言えません。
この病は、強迫的な考えにとらわれ、手洗いや確認など、いろいろなこだわり行動をやらずにはいられません。この強迫症状のために、生活にも支障をきた し、当事者も家族も苦悩に陥ります。

不潔恐怖・洗浄強迫

手や物が汚れているとの強迫的な考えが消えず多量の洗剤を使ったり長く洗い続けてしまう

確認強迫

ガス栓や鍵、スイッチ等の保全を何度も繰り返し確かめる

数唱強迫

儀式的に数を数えたり探したりをやり続け物事が先へ進めない

完全強迫・収集強迫

順番通り、左右対称、完全無欠にこだわったり、捨てられずに溜めこんだり収集が度を越えていたりする

加害恐怖

自分が他人に害を与えないか、心配で確認する。

儀式行動

自分だけのやり方の儀式をしないと不安でたまらず生活しづらい

回避

物に触れない、動けない

強迫症状のある当事者には、居場所(学校や職場など)での周囲の正しい理解が不可欠です。
さらに家族にも適切な支援が必要です。
専門職に必ず相談することが大切です。
そのためにも、医療の充実を望むとともに、強迫性障害を抱える人たちが、よりよい方向へ進めるよう、暖かい援助とご理解をお願いいたします。