会津坂下町と湯川村の境に流れる阿賀川河畔に建設中だった「道の駅あいづ 湯川・会津坂下」がこのほど完成し、10月2日に盛大な開所式が行われました。この道の駅の下水処理はニイミシステムが採用され、その処理場も合わせて当日の開所式参加者に披露されました。
この開所式には「かわまちづくり・河川防災ステーションと一体となった・・・」というキャッチフレーズがついており、町づくり、村づくり、さらに大規模河川流域にとって重要な課題である防災をも考慮に入れた施設ということでの建設でありました。全国に数ある「道の駅」の中でもこのようにうたったものは例がなく、その目指すところは大きな意義を持ったものです。その中でも下水処理にニイミシステムを採用したということは、土壌浄化法先進地区の会津坂下町の関わった施設とは言うものの、画期的なものです。土壌浄化法にとっても、道の駅で採用されるのは全国初めてのことなので、大いに力を入れたものでした。
開所式には毛管浄化システム株式会社の木村弘子社長、同恭彦副社長が列席いたしました。
|
開所式の様子 |
式は湯川村伝統の太鼓の演奏で始まりました。まずは斎藤文英会津坂下町長、大塚節雄湯川村村長の挨拶で始まりました。国土交通省東北地方整備局からの挨拶、福島県知事、国会議員・菅家一郎氏、小熊慎司氏ら、歴々の祝辞が続き、それらが一通り済むと、町長、村長を中心に来賓が一列に並んでテープカット、同時にくす玉が割れて「道の駅あいづ」は賑やかにオープンとなりました。
続いて参列者の施設見学があり、会場を建物内に移して祝賀会となりました。
処理場は昨年11月から半年ほどかけて完成させたものです。処理場は早々と完成していたのですが、道の駅そのものの建設が遅れて、開所式が10月なりました。道の駅の建物のすぐ裏手に芝生に覆われた処理場があるのですが、ほとんどの人はそれが下水処理施設であるということに気づかないようで、祝賀会場に入れきれない人々は、この処理場の上の芝生で弁当を食べる人もいるほどでした。土壌浄化法の処理場が「まるで公園のよう」といわれる面目躍如たる風景でした。
この開所式の人気は大変なもので、駐車場が大渋滞になるほどでした。この道の駅が今後も地域の人達、そして通行の利用者に愛されることを願っております。
|