パロの個人住宅に設置した土壌浄化法
(雑排水用ニイミトレンチ+悪臭防止土壌脱臭床) |
1)雑排水を浄化するためのニイミトレンチ |
国際空港パロ市は、下水道は未整備。
個人住宅は、雑排水垂れ流し。
分水槽を設置して、5mのトレンチ2本設置。 |
2)水洗トイレのセプティックタンクの土壌脱臭床 |
水洗トイレは、セプティックタンクへ。
悪臭は、臭突により大気拡散。
タンクの上部を改造し、悪臭を土壌脱臭床に。 |
 |
 |
 |
 |
|
ティンプーの高等学校に設置した土壌浄化法(沈殿分離槽+ニイミトレンチ) |
高等学校のトイレの環境状況は最悪、環境教育が必要。教室棟から分離して、外の建物にトイレはある。
平成24年度の受託事業では、教員トイレを対象に土壌浄化法の処理装置を設置している。
省エネルギー型処理技術の、沈殿分離槽1m3の大きさと、ニイミトレンチ5mを2本設置。
|
 |
 |
 |
 |
|
ティンプー市で土壌浄化法のセミナーを開催 |
平成24年度の「途上国政府への普及事業」では、土壌浄化法のセミナーをティンプー市で開催している。特定非営利活動法人日本土壌浄化法ネットワークが主催して、教育大臣の出席のもとに、教育省やGNH関係省、公共事業省、ティンプー市等から140名が出席し、盛大に開催されている。
|
 |
 |
 |
 |
|
二次公害が簡単に防止できる土壌浄化法は、ブータンにぴったりと高い評価を受ける |
ブータンでは、下水道は未整備のところが多く、首都ティンプーで水洗トイレを対象にした下水処理場が、デンマークの支援により設置されている。滞留時間が54日間で、1,750m3/日の3段式ラグーンで、広い臭い汚い悪臭の発生場所となっている。現在、悪臭防止対策や下水処理場の整備が緊急課題となっている。「途上国政府への普及事業」では、教育省の建設部長と副部長が来日し、福島県会津坂下町と山梨県身延町の装置を見学し、土壌浄化法が簡単に二次公害を防止できる事を確認している。身延浄化センターは、ティンプー市の下水処理場と同じ規模で、その少ない面積と景観の良さは「ブータンにぴったり」と高く評価されている。 |