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札幌・江別の「のっぽろカウンセリング研究室」です。この分野の考え方や立場には、実にさまざまなものがあります。ここに書いてあることは、あくまで私個人の考え方であり、進め方であると思ってください。
カウンセリングで行うこと
私のスタイルや、実際に行うことについて、詳しくは「カウンセリングで行うこと」を参照してください。ここでは、大雑把な流れについて説明します。
初回面接のあとで
初回面接で詳しい事情を聞かせて頂いた後、初回面接のときか次の面接を設ける場合もありますが、今後のことについて話し合います。つまり、継続的な面接を開始するか、治療的アセスメントを行うか、あるいは初回面接だけでお別れするかを決めます。
合意すること
継続的な面接(治療的アセスメントも同じ)を開始する場合、条件などについて話し合い、たがいに合意したうえでスタートします。目的・目標も、話し合ってある程度定めておきます。面接の頻度は、毎週1回か二週に1回が標準です。
初 期
スタートしたら、だいたい三カ月おきになりますが、そのまま継続するか、終わりにするかが話し合われます。目標・目的も、そのつど新たなものに変更される場合があります。経験的に言って、最低でも10カ月くらい継続することをお勧めします(もちろん相談内容によります)。
中 期
人によりますが、話し合いを重ねていくと、つらくなってやめたくなるときがあります。と言うのも、自分の嫌な側面、受け入れたくない側面と、真剣に向き合いはじめるからです。癒されるはずの面接がつらいものになるという、あまり歓迎されないパラドックスです。
ここでやめてしまうのと、さらに継続するのとでは、自己理解その他の点で雲泥の差があります。
終結期
カウンセリング・心理療法はいつか終わります。一回で終わる方、数カ月で終わる方、数年かかる方など、継続期間は多岐にわたります。満足度も様々でしょう。受けてみて本当によかったという方から、その意義自体が「よく分かんない」という方までいるはずです。
最後に、終結するときのひとつの目安です。
苦しい状況にあっても、身近な人たちのサポートを少しもらいながら何とか生きて行けること、自分の心の中に「大丈夫だよ」と言って励ましてくれる優しい声が宿ること、こうしたところに到達すれば、もう継続的な面接を離れても生活して行けるでしょう。将来また何かにつまづいて、自分の力ではどうすることもできなくなったら、そのときに改めてカウンセラーを訪れるとよいのです。
江別など札幌圏のメンタルヘルスのために