2018年現在、調査研究を中心に行っております。ご利用の条件につきましては、調査研究の受け入れ条件をご覧ください。このページに書かれてあることとは少し異なっています。「トップページ」→「現在の受け入れ状況」から該当ページにたどり着けます。
カウンセリング・心理療法を行う条件としては、一般的なことと特殊なことがあります。かならず、以下に示すことをご理解いただいたうえでお申し込みください。
一般的なこと
いま現在、他の医療機関や相談機関を利用中の方は、申し込まれる前に、主治医や担当カウンセラーの承諾を得るようにしてください。場合によっては、主治医などの紹介状を持参して頂くこともあります。
特殊なこと
実践研究にご協力いただける方を優先して受け入れます。つまり、自然な会話場面をデジタル・データとして記録して、それをプライバシーを保護したうえで研究のために使用させて頂きたいということです。何か特別なことを行うことはありません。
当然のことですが、個人情報と絡む実践研究を相談者の方々に無断で、こっそり行うことはできない時代になりました。もしも、いまだに相談者の許可を得ないで行っているカウンセラーがいるのなら、それは倫理的に問題があります(かつて外国で訴訟に発展したケースがあります)。相談者の方々は、自分の身を守るため(無断で個人情報を利用されないため)にも、担当カウンセラーに対して、自分からそうしたことをあらかじめ確認しておくことが肝心です。
さて、以下の「条件1」が、申し込まれる際の基本的な条件となります。「条件2」と「条件3」は、もしもお認めいただければ「条件1」に追加されるものです。いずれにせよ、条件については、話し合いの上で詳細を決めることになります(たとえば、録音はよいが録画は駄目、学会での再生も駄目など)。
条件1
・ICレコーダーによって会話の場面を録音させて頂けること。データは厳重に保管いたします。また、あなた自身が自分の声を聴きたい場合には、ICレコーダーを持参して面接場面を録音することを認めます(私から積極的に勧める場合もあります)。
・個人が特定されないように内容を変え、プライバシーに十分配慮したうえで、会話を記録した音声を文字化したものを、臨床心理系の学会やその学会誌などに発表させて頂く場合があります。もちろん、協力くださったすべての方が対象になるわけではありません。
・カウンセリングの効果を研究するために、カウンセリング開始時と、終了時に、同じ複数の質問票にご回答いただきます。これは自宅に持ち帰って完成して頂きます。内容は、不安、緊張といった情動に関するもの、プラス思考やマイナス思考など思考に関するもの、そして行動に関するものです。質問票の数値がどれだけ変化したのかについては、最終回のカウンセリングのときか、終了後にお手紙を書くことでお知らせできると思います。
条件2(お断りいただいてもよいもの)
・ビデオカメラによって会話の場面を録画させて頂けること。
条件3(お断りいただいてもよいもの)
・記録された「音声か、音声+映像」を、臨床心理系の学会などで再生することをお許しいただけること。この場合、一般の方々が参加できない、この分野の専門家のみの集まりと言うことになります。
以上、札幌・江別の「のっぽろカウンセリング研究室」でした。
江別など札幌圏のメンタルヘルスのために