真新しい看板
奄美大島と沖永良部島
4月11日から19日まで奄美大島と沖永良部島に出張することになった。
南西諸島は太古の昔は大陸と地続きであったが、海進による海面上昇により島となったとのこと。
奄美大島、徳之島、沖縄本島などハブのいる島と沖永良部島、与論島などハブのいない島があるが、高い山がある島は、そこで生き延びることができた。
大陸と切り離された後に島で独自に進化した固有種が多い。日本で一番きれいと言われる「イシカワガエル」は背中の斑点が鮮やか。「マダモ」は1m以上もある巨大な大豆。
現在世界遺産を目指して、この3月に奄美群島国立公園に指定されたばかりで、環境省により真新しい看板が設置されていた。
巨大なマダモ
ヨナクニサン(蛾)
孫とダンヌ浜
発展する石垣島と沖縄那覇
沖縄は40年近く前から何度も訪問してきた経験から、小さな島礁部は昔とあまり変わらないが、那覇市、石垣市などの都市部は近年急速に垢抜けして発展してきたと実感した。
かつて県知事が「魚ではなく釣竿がほしい」と言ったことがあるが、ようやく産業基盤が整備され、海外からの観光客の入り込みやLCCによって内地と近くなったことなどによると思われる。
沖縄県は有効求人倍率や国税納入額が万年最下位と言われてきたが、近年は都道府県で中位まで上がってきている。逆に最長寿県と言われていたが食の欧米化などでかなり下がってきている。
人間の最大の天敵はカネ(金)かもしれない。都市化すると天敵に追いかけられて独自性を失い、大切なことが忘れられてしまうもの。どちらが沖縄にとって幸せなのだろうか
島で独自の進化をしてきたアマミノクロウサギは、人間が持ち込んだマングースや野生化した飼い猫によって、新たな絶滅の危機にさらされている。
由布島の水牛車
カンムリワシ
イシカワガエル