福島第一原発被災地「帰還困難区域」を行く

 帰還困難区域は近くへ行くと家屋周辺は雑草が繁り入り口は全てバリケードで閉鎖されています。 
 居住制限区域に入ると、日中の出入りは許可されているので、時間制限で営業している店も散見され生活感がします。農地は作付制限されていますが草刈等は行われているようでした。
 富岡IC近くの避難指示解除準備区域では、
無数ともいえる大型土嚢が広範に並べられ仮置き場の工事も行われて除染工事はかなり進んでいます。
 

 7月25日(土)、26日(日)と福島県の原発被害地域へ、除染活動に従事している友人を訪ねました。
 今年3月に開通した常盤高速道に先駆けて昨年9月から通り抜けが許可された国道6号線を北上しました。富岡町の一部から大熊町、双葉町のほぼ全域は、放射線量が高いので二輪車は不可ですが、乗用車は窓を閉めて走ります。
 見かける車はパトカー、消防車、工事関係と思われる車両に、人はガードマンばかりと異常な雰囲気に一瞬緊張します。
 第一原子力発電所の煙突らしきものを右にみて通過しましたが、双葉町役場のある中心集落から3km足らずの近接した場所であることに驚きました。

 被災地である浜通り地域において 「相馬野馬追い祭り」は平将門を起源として千年以上続く伝統行事ですが、 東日本大震災で被災し中断を余儀なくされました。
 平成25年に内外の支援を受けて復活し、今年は20万人と被災前の規模に戻ったとのことです。
 未だに大変な状況にある小高、浪江、大熊、双葉郷などからも、勇壮な騎馬隊が参加し、南相馬市長や総大将の挨拶でも復興への強い決意が語られていました。
 現在も多くが避難しているいわき市に位置するスパリゾートハワイアンズも、改修工事が終えて復活し、夏休みの子供達などで賑わっていました。

相馬野馬追い祭りの復活

神旗争奪戦

除染の大型土嚢

スパリゾートハワイアンズ