大室南部神楽のご紹介
 私達が取り組んでいます「大室南部神楽」につきまして、ご紹介いたします。
 所在地 宮城県石巻市北上町十三浜 大室地区
北上川放水路の河口付近から、沿岸を数キロ北上した地域。漁業が盛んで、十三の浜があることから「十三浜」と呼ばれています。大室地区はそのうちの一つになります。
 流派と特徴
 瑞山流に属します。岩手県一関市より内陸(藤沢町など)を経由し、沿岸に伝承された神楽の一つで、シンプルな舞の組み合わせによる構成が特徴です。
面や衣装、道具については、他の南部神楽と変わりありません。
 活動
 2010年ごろまでは長らく活動を休止していましたが、東日本大震災の復興の一環で2013年に活動を再開しています。
 東日本大震災での津波によって地域が甚大な被害を受け、人材、道具などを失っています。このような状況のなか神楽が復活に至ったのは「民俗芸能により地域の結束および絆を深める場を設ける」という目的があり、各地に避難した地域の人々が再開するきっかけとなりました。
その後数年は、県内各地、岩手県、東京都、兵庫県(神戸)などでも公演しています。
 しかし、復興が一段落したのち、再び活動が休止されています。
 神楽乃朋友との関わり(出会い)
 私が震災復興のお手伝いで雄勝町へ出かけたときに存在を知ったことが訪問のきっかけでした。その後、練習や復活のお祭りを拝見させていただき、素朴で温かみがあり、おそらく昔から変わっていないであろう洗練された所作に惚れ込み、取り組みのお許しをいただきました。
↑「水神舞」現地のお祭りにて
←兵庫県の湊川神社での披露
神戸も震災を経験した街であり、交流のため訪問、披露をしています。
神楽乃朋友との関わり(現在)
 保存会の活動は休止されていますが、神楽乃朋友では現地のご協力いただける方々にご指導をいただいています。一年に数回(少なくとも一回)は現地を訪問し、合宿練習を通じて交流を重ねています。