縛 り を 解 き て


  半歌仙   龍を追ふ風の巻




発句 山越えて龍のあと追ふ乾風かな 真白
行きつけばほら碧き狼星 とも子
第三 海鳴りの聞こえるやうな町なりて 龍人
ひと息入れてコ−ヒ−タイム 美保
うたた寝をしてゐたやうな朧月
とろり背に添ふ春のショールは 久仁子


初句 ブラウスの襟の刺繍のチューリップ 栄子
指後れ毛にのばしとどむる 和子
短夜に焦らされてまたメール打ち 初枝
ゼリーちゆるんと食べて別れし 真白
空腹を我慢出来ずにラーメン屋 とも子
街角をゆくはつあきの風 龍人
ここに居るここに居るよと大花野 美保
月の土地など買ふてやらむか 久仁子
ボケ著き白寿の母がうはごとに
大風呂敷をぱつと広げて 栄子
十一 昨夜の雨長屋のかどの花の塵 和子
挙句 巣立ちの今日の空の眩しさ 初枝




捌 : 谷口 龍人  総監修 : 西王 燦




連衆 :西王燦 山本栄子 谷口龍人 青木和子 山野とも子 荒木美保 平居久仁子 藤田初枝 山科真白




2007年1月1日-2月8日  BBS 於


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