脚 韻 を 踏 む  2 st


  連句   合歓咲くやの巻 (ソネット抱擁韻 獅子)




発句 合歓咲くやはつか腫れゆく昨夜の 和子
不粋なる蚊の為せし食み 圀臣
第三 父母の苦言包まむオブラアト 栄子
桔梗模様のブラウスは着ず とも子


宵月にふらり散歩の気軽さでさで 初枝
赤とんぼとぶペンションの 美保
妖精の迷ふ扉の向かうには 真白
前世の Cocu がうらやましい Sade 博士


佐渡おけさもシャンソンふうに牡蠣フライ
あなた好みのセーターを着て 栄子
十一 一夜だけ抱かれるつもりであれば来て 龍人
十二 飲みて明かせば汝れもさぶらひ 圀臣


十三 幸福を語れば浅き夢のごとしも とも子
十四 いま音もなく降るは淡 初枝
十五 ドンコ船花咲く岸を通りゆき 美保
挙句 辿りつきたる春の川 真白



捌 : 山科 真白  総監修:西王 燦




連衆 :西王燦 橘圀臣 山本栄子 谷口龍人 青木和子 山野とも子 荒木美保 藤田初枝 矢嶋博士 山科真白




2004年7月13日-8月16日  掲示板於


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