頭 韻 と 脚 韻


  連句   蜉蝣の巻 (ソネット抱擁韻 獅子)




発句 蛉や野山ふたつに裂きて飛 和子
寂ぶ処の紅葉の 真白
第三 もなく敗荷(やれはす)の上を照らす
メラ構へて撮らんとし這 とも子


たちの動き鈍りて冬に入 龍人
子に重ねし影を慕い 久仁子
らぬ間にあなたのものとなる右 栄子
からにや素裸の散 初枝


海の溢るるばかり富士の とも子
まごと遊び懐かしみつ 栄子
十一 ーメード岩かげに望の月をみ 和子
十二 きこと多く秋の垂乳 龍人


十三 本の防衛談義ひとしき 初枝
十四 志別にも亀は鳴くら
十五 透きて夜の花から舞ひはじ 真白
挙句 告魚(にしん)待つ人謡はむばか 久仁子



捌 : 藤田 初枝  総監修:西王 燦




連衆 :西王燦 山本栄子 谷口龍人 青木和子 山野とも子 平居久仁子 藤田初枝 山科真白




2007年10月25日-12月28日  掲示板於


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