登校拒否児・不登校生徒へのかかわり
  
◆最近の状況  
神経症的な傾向の不登校児ばかりでなく、問題傾向をもつ子供の不登校が増加している。
問題行動児の指導に、先生方の「むなしさ」が感じられる。
 無理もないこと・・・・「努力」が報われ、「指導の効果」がなかなか見られず、
              「むなしさ」さえ感じる。
 「学校で問題が起きれば」・・・・・学校が悪い。教師の指導が悪いと言われ、
 「登校しなくなれば」・・・・・・・・・・学校の指導が厳しいと言われる。  
親や、地域(隣近所)の教育力がない。
子供の養育を他に依存する時代になっている。・・・・・「養育外注の時代」
しかも、100%を求めるから困る。 
 では、どうしたらよいのか???
 先生方のところへ矢面が向いている限り、まだ先生方は、信頼されている。
「むなしさ」感もあるかもしれない。
   でも、その子と、とことんかかわる以外に方法がない。
   あせらず、あきらめず、その子を気にかけ、かかわる中で、
    あるとき、ふっと、その子との共通の世界が見えるかも知れない。
    それを感じ取り、そこを入り口にして、深くかかわることです。
  子供は、先生に「心の入り口」に気付いてもらいたいのです。
   自分で、その「心の入り口」が見えない呼もいる。
 
 気にかけても、かかわっても、「心の入り口」が見つからないかも知れない。
 あきらめますか・・・・・・・・・・
   学校の指導態勢が、よく問題になります。
 組織としてそれも大切ですが、
 先生方のそんな「子供を観る眼」が一番大切なんです。
 
 先生方の気にかける姿、取り組む姿を、子供に見せれば、それでよい。
   先生方が、
    ○直接かかわり、その熱意を見せることも大切だが、
    ○間接的に、「その子供を思う姿」を他の生徒に見せることは、もつと効果がある。
      問題行動傾向の子供や親に必ず伝わる。
    ◎その子のいない所で、他の子供に「私は、あの子が心配だわ」なんて、口にすることではない。
     「姿」は、にじみ出てくるもの。
 
 子供の指導は、子供を通し、子供と子供のかかわりでするもの