分光器(回折格子、牛乳パック利用)
 簡単な分光器の作り方は、CD盤を利用したもの、回折格子を利用したなど、いろいろ紹介されているが、ここでは、回折格子シートと牛乳パック(箱)を利用したものを紹介しておく。
 つくる上で、工夫を要するのは、
  @ 箱の内側を黒くぬった方がよいこと。
  A スリットを細くきれいにつくること。
  B 箱は、菓子箱、紙ミコップなどでもできる。 
1 材料
 牛乳パック  アルミニウムテープ 少々
 回折格子シート 2×2cm  セロハンテープ 少々
 黒い紙 か 黒色塗料   
2 作り方  
@  牛乳パックを右のような寸法に切る。
A  内側に黒い紙を貼るか。墨、塗料などで黒く塗る。
B  スリットの穴をカッターで、幅0.5mmぐらいに切る。。
     ※別に、アルミニウムテープでスリットを作って貼ってもよい。
  C  のぞき穴を箱(スリット)の反対側にあける。
     ※スリットと対角線上になるようにあける。
  D  回折格子シートを反対側ののぞき穴に貼る。 
  貼る向きがあるので注意。スリットと回折格子のすじが平行になるように貼る。
3 使い方
蛍光灯の光
@  のぞき穴から、スリットを通して蛍光灯をのぞくようにすると、スリットのわきに右のような虹色の帯が見える。
スリットと回折格子のすじが平行になっていないと見えない。そのときは、回折格子を90°回転させて貼り直す。
太陽光
A  太陽の光は、直接太陽を見ないこと。地面、壁、空の明るい方へ向ければ見える。