くるくるレインボー | ||||||||||||||||
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くるくるレインボーは、東京都千代田区の児童館職員の梅本春枝さんが考案されたもので、回転するといろいろな形や美しい色が見える実に楽しいおもちゃです。梅本さんは、全国の子供が気軽に作れることを願い特許も取らず、私たちに公開してくれているとのことです。ですが、心ないメーカーが類似商品を出し、「特許出願中」となっていました。 ここでは、梅本さんに感謝して紹介させていただきます。 |
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1 課題と工夫 | ||||||||||||||||
@ | カラーテープとして、オーロラテープやプリズムテープが使われているが、 オーロラテープの厚さは 0.13mm プリズムテープの厚さは 0.05mmと薄く、弾力性がないが、くせがなく、丸まりにくいよさがある。 |
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A | オーロラテープは、厚さはよいが、巻き取りのくせで丸まってしまう欠点がある。アイロンがけをして丸みをとる。しかし、取りすぎると、くるくる回しても玉のように丸まらなくなる。また、できあがったらドライヤーでくせをとる。(ここが、むずかしいところ) | |
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※ホログラムシートを使えば、その点が解消されるが、入手がむずかしい。 | ||||||||||||||||
B | 軸は、竹ひご3mmφの竹ひごを使った作りが多いが、折れやすいので、ここでは4mmφの建築用のABS樹脂パイプがよい。 | |||||||||||||||
C | 製作道具として、五島先生考案の道具を使う。 | |||||||||||||||
2 材料 | ||||||||||||||||
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3 つくり方 | ||||||||||||||||
◆オーロラテープを細長く切る(細テープ) | ||||||||||||||||
@ | オーロラテープを長さ25cmに切る。次に、15mmの幅を4等分に細長く切る。 | |||||||||||||||
A | 8色を、それぞれ@のように切る。(くるくるレインボー2個分になる。) | |||||||||||||||
◆支持棒を作る。 | ||||||||||||||||
B | 建材用ABS樹脂パイプ φ4mm×100cmを3等分にする。 | |||||||||||||||
C | ゴム管を片方の先端間から、9cmと6cmのところにつける。 | |||||||||||||||
※先端にはつけない。(本体を通してからつける) | ||||||||||||||||
◆丸シールに穴をあける。 | ||||||||||||||||
D | 丸シールの一つに5mmφ、もう一つに4mmφの穴をポンチなどを使ってあける。 | |||||||||||||||
◆組み立てる。(製作台を使って) | ||||||||||||||||
E | 製作台の穴に指示棒を差し、5mmφの丸シールを粘着面が上になるように通し、台におく。 | |||||||||||||||
F | 製作台の線に沿って、細テープを裏返しに貼っていく。(ところどころセロハンテープで固定するとやりやすい) | |||||||||||||||
G | 全部貼り終わったら、同じ5mmφの丸シールを粘着面が下になるように通し、細テープを貼り合わせる。 | |||||||||||||||
H | 細テープを貼り終わったら、底に穴のあいたプラコップを指示棒に通し、4mmφの丸シールを粘着面が上になるように通して、プラコップの底におく。 | |||||||||||||||
I | 製作台の線に沿って貼った細テープのもう片方の端を、貼っていく。(細テープを対角線上に貼っていくとやりやすい) | |||||||||||||||
J | 終わったら、製作台から指示棒を抜き、プラコップをはずす。 | |||||||||||||||
K | あらためて指示棒を、ゴム管の位置に気をつけて通し、先端にゴム管を一つ追加し、4mmφの丸シールをはさんで固定する。 | |||||||||||||||
4 使い方 | ||||||||||||||||
@ | 指示棒を、指でくるくる回すと、ふくらんだりつぼんだり、くびれができたりする。 | |||||||||||||||
A | 下に向けて、指でくるくる回すと、線香花火のように、小さくなったり、ふくらんだりする。 |