アルキメデスの光線銃(凹面鏡)
 
 古代ギリシャの科学者、アルキメデスは、故里シラク−サがローマ軍に攻められたとき、はるか沖合のローマの軍船に向け、自軍の兵士の盾でつくった鏡を放物線上に並べて太陽の光(熱)を集光させ、軍船を焼いたという伝説がある。凹面鏡を使うと、光(熱、音など)を集中できる。いろいろな集光・集熱・集音実験器が工夫されているので、インターネットで検索してみるとよい。その一つに凹面鏡のへこみ具合が調節できるものがある。
1 材料
 プラスチック洗面器などの容器 1 
 園芸用アルミニウム断熱シート  
 ゴム管 20cm 
 ゴムリング、大きい輪ゴムバンド 各1
 接着剤(ゴム用)
 両面接着テープ(巾がせまいもの)
 クリップ
 
2 つくり方
@ 洗面器の底に、ゴムリングより少し小さな穴を開け、リングをはめ込み、ゴム管を通す。このとき、空気がもれないように、接着剤をぬって行う。
A 洗面器のふちに、両面接着テープを貼り付ける。
B アルミシートを洗面器より大きめに丸く切る。
C 切り取ったシートをしわができないように、反射面を表面に出すように、そして、少しひっぱりながら洗面器にかぶせ、空気がもれないようにはりつける。
D はみだしたシートの端を、大きめの輪ゴムバンドを使い洗面器の側面にとめる。
E ゴム管の口から空気を抜くと、シートがへこみ、凹面鏡ができる。
※口で吸うか、簡易真空ポンプなどを使う。  
F 空気の抜き具合を調節し、ゴム管の途中を折ってクリップで留めれば、完成。
3 実験1 (光・熱を集める)
@
A
B
C
       
4 実験2 (音を集める)