イライラ棒 
  
 接触スイッチを利用したゲームとして、イライラ棒がある。小学校理科、回路学習のあとのものづくりとして活用できる。
1 材料
 
 銅線または園芸用アルミニウム線 約60cm
 LED(できれば緑がよい)
 あれば電子ブザー 3V用
 乾電池と乾電池ケース(単3×2本用) 1組
 木板(厚さ約2cm、幅約5cm、長さ30cm) 1枚
 配線用電線(できれば赤黒) 15cm
 Fケーブル(10cm)、導線(30cm) 各1 
 ねじ (3mm×長さ25か30mm) 4本 
 ナット、ワッシャー 各8個 
 丸形圧着端子(3φ穴) 3個
 木ねじ  2本 
 ビニールテープ 少々 
      
2 つくり方  
 ◆つくるポイント   
  @ イライラ棒(接触棒)が銅線に接触したとき、LEDが点灯し、かつ電子ブザーが鳴るように配線する。回路の学習ができ、LEDと電子ブザーは「並列」に配線しなければならない。
  A LEDと電子ブザーは、極性(+と−の端子)があるので注意。
  B 配線には、通常はんだ付けが必要だが、ここでは、差し込み式などにする。
 ◆本体のつくり方
  @ 木片に、4箇所、3mmφの穴をあけ、それぞれにねじを通し、ワッシャーを入れ、ナットでしっかり固定する。 
  A 乾電池ボックスを固定し、乾電池の引き出し線をねじに接続する。 
  B 配線用電線(赤黒)をねじに、接続する。 
  C 長柄の画鋲などを用いて、配線用電線に、ブザーやLEDを差し込む穴をあける。(穴の位置は、ブザーやLEDの足の間隔) 
  D 配線用電線の穴に、ブザーやLEDの足を差し込む。 
     ※+−の区別があるので注意する 
     ※LEDの足の長さは、切って調節する。 
 ◆イライラ曲線部のつくり方  
  @ 約50cmの銅線で曲線をつくり、両端を本体の両端のねじに固定する。  
 ※本体に固定してから曲線をつくってもよいが、やりづらい。  
  A ねじの部分と曲線の端の部分に、ビニールテープを巻き、絶縁する。  
 ◆イライラ棒のつくり方
  @ 約20cmの銅線の片方の端を?状にまるめ、もう片方を配線用の銅線につなぎ、本体のねじAに固定する。  
3 使い方
  @ イライラ曲線部のどちらかの端に、イライラ棒の?部をはめ、曲線にふれないようにイライラ棒を曲線にそって動かす。
  A ふれるとブザーが鳴り、LEDが点灯する。ゲームの場合は、その時点でアウト。