火 虫 (焼き落とし)  →あぶり出し
 まるで虫が這っていくように燃えて、紙に焼き穴があき、字が浮かび上がってくる。
1 材料
 草木灰 か 炭酸カリウム または 硝酸カリウム 少々
 紙 少々
 筆 か 綿棒
 角砂糖 少々
 皿
 線香 少々
2 実験 1 
  @ 炭酸カリウム10g(大さじ1杯)を、水100mlに溶かす。    
    ※硝酸カリウムの場合も、ほぼ同じ(10〜20%液)、濃い水溶液は不適。
    ※草木灰の場合は、少量の水に溶かし、その上澄み液を使う。
A この水溶液を筆(綿棒)につけて、紙に字を書き、よく乾かしておく。
    ※できれば、自然乾燥。 
    ※硝酸カリウムの場合は、乾かしても色がつかないが、炭酸カリウムだと色がつく。
B 線香に火をつけ、字を書いた部分に触れると、その部分から燃えていき、字が浮かび上がってくる。
    ※はじめに火をつけるところがわからなくなるので、Aの書くとき、鉛筆で印をつけておくとよい。
3 実験 2 (角砂糖を燃やす)
@ 角砂糖の1つの面に、草木灰(炭酸カリウム)をなすりつけてから、皿におく。
A 草木灰(炭酸カリウム)をつけた面に、マッチで火をつける。砂糖だけでは燃えにくいが、灰のついた部分は上と同じで燃えていきます。これは、『マジック』仕立てでやってもおもしろいかと思います。
B 砂糖だけでは燃えにくいが、灰のついた部分は燃えていく。
これは、砂糖だけと、灰のついた砂糖との比較で、「マジック」的にやってもおもしろい。