1円玉 飛ばし
 
 電磁石の力と、うず電流による磁力の反発で、1円玉を飛ばす。お金を飛ばすとは、不謹慎との批判もありますが、ここはあえてお許しください。(代わりのものをさがしてください)
1 製作する上の工夫  
  @ コイルは、円盤状に、直径4cmに巻く。 
  A コンデンサーは、680μF/400Vを1個を使用した。
  B コンデンサーの電流を放電するスイッチを、普通のスイッチでは、火花が散り、スイッチの接触部分が焼損してしまうので、トライアックを利用した電子スイッチにする。
  C 高電圧発生回路の電源(1.5V乾電池)と、電子スイッチの電源(1.5V乾電池)は、別の電源とした。
  ※コンデンサーや、トライアックなどは、秋月電子通商、で購入した。
   
2 材料
 エナメル線(1.0mmφぐらい) 約2m
 コンデンサー  680μF/400V (LYG2G681MEUA)
 使い捨てカメラの昇圧回路
 トライアック  (BTA41-600B) 
 押しボタンスイッチ、3回路両切りスイッチ
 接着剤(瞬間接着剤で可)、木板  
 1円玉
 
3 作り方 
 ◆昇圧回路の取り出し
  @ 富士フィルムの使い捨てカメラのまわりをていねいにこわし、中にある右の写真のような昇圧回路を取り出す。
  ※このとき、コンデンサーの両極をショートさせ、感電しないようにする。
A コンデンサーを切り取り、電池部分は端子のみ残して切り取る。
B 裏側の電源スイッチの部分(矢印)を、はんだ付けして、常にONの状態にする。
C 裏側の電源スイッチの部分をはんだ付けして、常にONの状態にする。坂の上か
 ◆コイルの作り方   
  @ コイルを巻いてのせる木板の中央に穴をあける。
A 穴にエナメル線の端を、裏から通し、エナメル線を、渦巻き状に巻く。
B ときどき、接着剤を塗り、固定する。
 
 ◆配線
  @ 配線する木板またはシャーシなどを用意する。 
  A 右の回路図にしたがって配線する。
4 実験 (なぜ、1円玉が飛ぶのか)
詳しくは、インターネットなどで調べてください。
  @  1円玉をコイルの中央に置き、3回路スイッチを、高圧充電側にする。
※このとき、電子スイッチ側の電源はOFF状態 (押しボタンを押しても、コンデンサーの放電はされない。)
 
A 昇圧回路のLEDが十分に赤くなったら、3回路スイッチを、放電側にする。
※このとき、電子スイッチ側の電源はONになり、充電側の電源と、コンデンサーへの充電線はOFFになる。
B 押しボタンを押せば、一瞬にして放電し、1円玉が上に強くはじかれ、高く飛ぶ。