簡 易 湯 浴 器
 理科の実験の中で、試験管をビーカー内の水に立てて加熱する場合がいくつかある。
 融点や沸点の測定のときなどは、2〜3本を鉄製スタンドで、クランプではさんで湯の中に固定しなければならず、大がかりな装置となってしまう。その上、加熱にガスバーナーを使えば、三脚の上に湯の入っにビーカーがのり、危険も増してくる。
 そこで,ビーカー内に試験管を立てる(試験管の底がビーカーの底にふれない)ために、アルミニウム板を利用して、下の図のような試験管立て(簡易湯浴器)をつくってみた。
1 材 料
 アルミニウム板(2.5×10cm) 1枚
 アルミニウム板(2.5×26cm) 1枚
 ビス、ナット  2組
2 作り方
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 イのアルミ板に、試験管が通るくらいの穴3つと、ビスを通す穴をあける。
A  ロのアルミ板には、試験管の太さより小さい穴をあけ、イとロをビスとナットでつなげる。
3 使い方
   使ってみての利点は、
@  試験管を立てるのが、簡単で早くなった。
A  クランプなどでかくされる部分がなくなり、温度計が見やすくなった。
B  小型電熱器と組み合わせて使うと、生徒の手があき、測定や記録に専念できる。