魚の走流性実験器 | |||||||||||||||||||
魚の走流性は、ウロコの側線などによるところもあるが、視覚によるところも大きい。 そこで、視覚による走流性をOHP上で観察するために、従来の直線的な水槽の代わりに、ドーナツ型の水槽を考案した。そして、内側と外側の景色を回転するようにした。 |
|||||||||||||||||||
1 材料 | |||||||||||||||||||
|
![]() |
||||||||||||||||||
2 作り方 | |||||||||||||||||||
@ | A・B・E・Fのアクリル板を、あらかじめ熱湯に通し、熱い鍋の外壁を利用して輪状にする。 ※これが大変な作業であるが、火傷しないように根気よく輪状にする。 |
||||||||||||||||||
A | A・Bは、Cの底板になるアクリル板に接着し、ドーナツ型の水槽をつくる。 | ||||||||||||||||||
B | E・Fには、黒の油性ペンで、縦縞を書く。 | ||||||||||||||||||
C | 輪状にしたEをGの円板に接着する。円板の中心と周辺に3mmφの穴を開けておく。 ※E・Fの両方をDに接着しないのは、内側と外側の縦縞を、別々に動かすためである。 |
||||||||||||||||||
D | Dのアクリル板に、輪状にしたFを接着し、Gの円板とをネジでとめる。 | ||||||||||||||||||
3 実験例 | |||||||||||||||||||
@ | 魚を入れて、水流をつくると、水流の上流に頭を向ける。(走流性) | ||||||||||||||||||
A | 水の流れをとめて、まわりの景色(縦縞)を動かすと、それについていくことも確かめられる。 ※外側の景色だけというように、片側だけ動かしてみるのもよい。 |
||||||||||||||||||
![]() |
![]() |