簡易モーター
  (乾電池ボックス→→ペットボトルを利用)
簡易モーターのいろいろ  
1 課題と工夫
@ 問題点の一つ、コイルを支える支柱(ゼムクリップなど)が不安定であること。
A 乾電池ボックスを使用するのはよいが、30〜40円かかること、また、回路の途中にスイッチが必要であること。
B コイルの半分の絶縁をはがすこと。エナメル線をねじる方法があるが、何回もまわしていると、回転部の接触部分が腐食する。ねじり方式だと、再度みがくのは、むずかしい。
  C 電池とコイルをつなぐ方法を工夫する。→→ 導線としての電線を使用しない。 
→ そこでペットボトルを利用する工夫をした。製作後の保管もよい。
   
2 主な材料
 エナメル線  0.6mmφ  100cm
 フェライト磁石
 ペットボトル(角形)
 アルミテープ 20cm 
 単一電池
 
3 つくり方
◆電池ボックス 兼 支柱の製作
  @ 角形ペットボトルを底から、約75mmの高さに切る。
    ※切り取る高さは、ペットボトルに乾電池をはめ込み、+の凸部から50mmのところにする。したがって、ペットボトル一つ一つで切り取る高さを調節する必要がある。
  A 図Aのように、乾電池の+の凸部が入る大きさの穴をあける。
  B コイルをかける切り込みをつくる。
  C  図Bのように、電池の+−の電極と、コイルをかける切り込みをつなぐようにアルミテープをペットボトルの内側にはる。
    ※切り込み部分のアルミテープは、コイルかかってまわるように形作る。
   
  ◆コイルの製作
  D 単1の乾電池を利用して、エナメル線を10回程度巻き、コイルをつくる。
  E コイルの両方のはじを、下の図のように、被覆膜(エナメルなど)をはがす。
     
4 使い方
@ 単1の乾電池をはめ込み、フェライト磁石をのせ、コイルをかける。
  A  コイルが、磁石のすぐ上でまわるように、コイルの形を調節する。
または、磁石を2つにして、高さを調節する。
    ※コイルは、楕円の方がよくまわる。