マルチ(簡易)フレミングの実験器       考察シート
 授業で普通使われるフレミングの実験器のうち、ブランコ型とレール型を合わせて実験できるものである。簡単な構造なので、やりやすく、生徒一人一人の実験が可能である。
 
1 実験方法の問題点   
  @ 右の図のような実験装置は、せいぜいグループて1組(個人実験は不可)
  コイルをつるす鉄製スタンド、電源装置、電流計、抵抗器などが不足
  A また、準備・組み立てに時間がかかる。
  B A点の接触不良で、電流が流れない。
このことは、どの形の実験器でも、同様なことが起きる。
     
2 材 料
材 料 名 仕  様 数量
 真ちゅう板か
   アルミニウム板
 厚さ2mm 
   長さ約16〜20cm 
 樹脂パイプか木製丸棒  6〜Gmmφ 長さ40mm
 スペーサー  М4用 長さ15mm 
 ねじ  М4用 長さ25mm
 U字磁石  内径50mm  1
 エナメル線  0.5mmφ 長さ5m
 ゼムクリップ(大)  端をU型にし、ブランコに
 真ちゅうかアルミパイプ  3mmφ 長さ70mm
 電池   単一か単三
 
3 つくり方 
@ 右上の図のように、アルミ板Cと樹脂パイプで、H型に組み立てる。
A Bの部分は、樹脂パイプで、両端にスペーサーを挟んでねじでCにとめる。
  ※P点の電気的導通が重要。アルミ板は、表面は樹脂塗装で不導通。
     →導通がないときは、ねじにアルミ箔を巻き、導通をはかる。
B エナメル線でコイルをつくり、両端にゼムクリップをつけ、
その端をU型にする。(ブランコにする)
  ※ゼムクリップを使うのは、さびにくいので、A点の接触がよくなる。
C 真ちゅうかアルミパイプを用意する。
4 使い方(考察シートのページを参照)
@ U字磁石と金属パイプの位置や方向(N−S)を変えて、
いろいろと実験してみる。
 
A 電流の方向も変えて実験する。