電卓がカウンターに(何に使うか、考えてください)
 小中学校の実験では、利用する場面があまりないが、身近にある電卓をカウンターとして使うことができるので、紹介しておく。(100円ショップでの安い電卓でよい。)
1 原理
@  電卓の 「1」を押し、次に「+」を押しておく。
 逆に「+」を押し、次に「1」を押してもよい。
A  そして、「=」を押し続けていくと、「1」「2」「3」・・・・と変わっていく。
B  つまり「=」を押した回数の数値が表示される。
すべての電卓がこうなるわけではないので、確かめておく。
2 電卓カウンターの作り方
◆電卓からリード線を引き出す。
@  電卓の裏側の止めネジをはずし、中身を出す。
A  ケースにリード線を通す穴をあけるか、切り込みを入れ、リード線を通しておく。
B   回路フィルムの「=」にあたる部分に、リード線をつける。ハンダではつけられないので、セロハンテープではりつける。
C  裏のふたをする。
D  「1+」の操作をして、リード線を接触させて確かめる。
3 使い方とセンサースイッチのいろいろ
主として、物体が通過した回数あるいは個数をカウントするのに利用できる。
場面としては、
@ ふりこのふれた回数(しかし、子供には自分で数えるようにするのがよいはず)
A 手作りの風速計の回転数を測る。
リード線につなぐセンサースイッチとしては、
@  光で動作するフォトトランジスターのセンサー
A  磁力の変化で動作するリードスイッチセンサー