発電X (ペルチェ素子発電) 温度差による発電       
1 目 的
     自動車などのカークーラーパックに電子冷却素子として利用されているペルチェ素子についての冷却実験をし、それを使って逆によって電気を起こし、電子メロデー、電卓、モーターなどを動かす。
2 材 料
 ペルチェ素子 12V−6A用  例 TEC1-12076  
 放熱板と接着テープ 各1  発光ダイオード
 プリンカップ  模型用モーター
 アルミニウム箔カップ  電子メロディー
 ミニ自動車 (別ページ)  
 大和科学教材研究所の車輪部品やモーターなどを使うとよい
3 ペルチェ素子に放熱板をつける
@  ペルチェ素子に放熱板を専用の接着テープで貼り付ける。
4 実験1(冷却)  吸熱と放熱
@  プリンカップとアルミニウム箔カップに水を入れる。
A  ペルチェ素子に電流を流す。
B  @のそれぞれ水がどうなるか観察する。
5 実験2(発電)  温度差による発電  実験1の逆になる
  @  プリンカップに熱湯を入れる。(放熱板が浸るくらい)
A  ペルチェ素子の放熱板側を湯の中に入れる。
B  次に、アルミニウム箔カップに氷を入れ、ペルチェ素子の上に置く。
C  ペルチェ素子のリード線に、電子メロディをつなぐ。
 ※条件によって違うが、約1.8〜2.5Vぐらい
D  同じように、発光ダイオード、ソーラーモーターにつなぐ。
熱湯の代わりにロウソクで素子を加熱する方法
 放熱板を接着してないペルチェ素子を必要とし、それを支えるしくみも必要になる。(ここでは省略する)
6 実験3(ミニカーを動かしてみよう)
@  熱湯を入れたプリンカップをミニ自動車に乗せる。
A  @の熱湯にペルチェ素子を入れ、リード線をミニ自動車のリードにつなぐ。
B  ペルチェ素子の上にアルミニウム箔カップを置き、氷を入れる。
 ※アルミニウム箔カップをペルチェ素子にしっかり密着させる。