電流による発熱エジソン電球
  
1 目的 電気抵抗が大きい物体に電流を流すと発熱することを調べる。
2 材料
 スチールウール 少々  ステンレス板  2枚
 シャープペンの芯(2B) 2〜3  コップと皿 各1
 ゼムクリップ  リード線(少し太め) 少々
 乾電池(単1、単2) 6と1個  ビニールテープ 少々
 牛乳パック
 軍手 少々
3 実験1(スチールウールの線香花火)
@  スチールウールをのばし、全体にできるだけほぐし、先を細くする。(下に新聞紙をひいておく)
A  直列につないだ2つの乾電池の下(−側)で、のばしたスチールウールの一方を皿の上で接触させる。
B  スチールウールの他方の先を、わりばしを使って乾電池の上(+側)にふれさせる。
※このとき、スチールウールの先端の細い部分にふれるようにすると、うまく実験できる。
4 実験2 (シャープペンの芯の電球‥‥エジソン電球)
@ 2つのゼムクリップに導線をつけてねじる。
A 単2の乾電池の+側の両わきにビニールテープでとめ、皿の上におく。
乾電池とゼムクリップを絶縁するために、紙かビニールテープをまいてから、ゼムクリップをつける。
B ゼムクリップの部分にシャープペンの芯をはさむ。
C 単1電池6個を直列につなぎ、電流を流す。
 シャープペンの芯には炭素が多く含まれていて
芯に電流を流すと、芯の電気抵抗で発熱し、炭が
燃えるように発光する。エジソンは、千数百種類
のものを炭にして電流を流し、電球の研究をした。
日本の竹を炭にして成功したと言われている。
5 実験3(ホットケーキづくり) 
@ 牛乳パックの上の部分を切り、容器を作る。
A 右の写真のように、ステンレス電極を容器の内側に差し込み、100V用導線のクリップで固定する。
※100Vコンセントに、まだ、つなげない。
※ステンレス電極の表面を紙ヤスリでみがいておく。
B ホットケーキのもと100g と 重曹1gを容器に
入れ、さらに、水(または牛乳)を入れてかき混ぜる。
※ホットケーキのもとには、すでに重曹が入って
いるが、実験のために入れる。
C よく注意して、100Vにつなげる。
D 3分ぐらいすると、ふくらみはじめ、5分ぐらいでできあがる。
※ Bの水の入れぐあいによって、できる時間が変わる。