真夏の濃い緑からやや色が抜けて、森の中がいくぶん明るくなったように見えます。
オオカメノキの真っ赤な実です。
                           
         

晩夏から秋へ、歌才

             
2004.09.04
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しばらくブナ林情報の更新ができなかったこと、お詫び致します。いろいろ事情がありまして・・。

快晴の完璧な秋晴れ、気温も25度近くになったのでは。ブナ林は、晩夏。間もなく秋を迎えようという雰囲気が漂っています。この季節になると、花は少なく、ちょっと寂しいかもしれません。でも、注意して見ると、花見には事欠かないのです。

ヤブハギ、多くは実を付けています。残り花があります。ギンリョウソウモドキでしょう、汚れているけれど見られます。キンミズヒキは、花期が長いです。アキノキリンソウは、多くはないが、あちこちにあります。歌才川沿いに、ツリフネソウが咲いています。ミズヒキが、ブナ林入り口近くに咲いています。綺麗です。その他、サラシナショウマ、エゾノコンギク、エゾゴマナ、ミミコウモリ、タニソバ、ヤブマメ、エゾアジサイなどがあります。

実を楽しむのは、この季節だけ。オオアマドコロ、ホウチャクソウ、ルイヨウボタン、アマチャヅル、ツクバルネソウなどは、深い青から黒の実をつけています。赤いのは、ユキザサ、オオカメノキ、トチバニンジン、マイヅルソウなど。

エゾリス君が、ミズナラの木に登っているのを見かけました。ドングリは、今年も豊作のようです。頭上からバラバラ落ちてきます。

散策路脇のササ刈りをしていないようなので、路上にササが覆い被さっている場所がしばしばあります。子どもさんを連れての散策には、十分ご注意ください。ササの葉が目に入ったりすると、大怪我の危険があります。

本格的な秋まで、もう少し。どんな紅葉に会えるか、今から楽しみです。