ブナの葉は、濃い緑になり、散策路脇には草本類が沢山生育しています。
ジンヨウイチヤクソウ。上品なやや緑っぽい白。
                         
     
初夏の風吹く、歌才
             
2004.06.15
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6月中旬、歌才ブナ林は、初夏の風景に変わりつつあります。昨夜は、雨と激しい雷。なのに、朝から青空が広がる良い天気。珍しく、天気予報は大外れです。春の花たちは、完全に姿を消し、夏の花たちが準備をしています。

ハナニガナ、シロバナニガナは、蕾から一部開花。アカネ科のオククルマムグラ、クルマバソウ、エゾノヨツバムグラが小さな白い花を付けています。オクエゾサイシンは、花期の終わりです。ユリ科のシュロソウらしきものが、蕾に。ヤマブキショウマ、トリアシショウマも、早くも蕾です。トチバニンジンは、蕾からいつでも咲く準備ができています。

ギンリョウソウが、所々で咲いています。本格的な開花は、もう少し先。ジンヨウイチヤクソウが満開。小さくて、清楚で、可愛い花です。タニギキョウは、地面にへばり付くように小さな白い花を咲かせています。エゾアジサイは、蕾。間もなく開花するでしょう。コケイランが、ちらちらと見られましたが、あまり目立たない。ラン科の中でも、花が小さい方です。

雨後のためもあり、散策路にぬかるみが多くあります。とくに沢筋は、非常に滑りやすいので注意のこと。