7月21日の賀老高原

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連休だというのに、寒い一日でした。賀老のブナ林に行ってみましたが、訪れる人はほんの少し。森は、濃い緑色になりました。高原の林道脇やブナ林の中は、夏の花が咲いてきました。春よりも、やや大型の花が多いです。森の中で、とても目を引くのは、ツルアジサイ。ブナの太い幹にからまり、真っ白な花が満開です。

あちこちで目立つのは、オニシモツケ、ヨツバヒヨドリ、ヒヨドリバナ。エゾアジサイが咲き始めており、例年になく明るい青をしています。雨に濡れた日は、とくに綺麗です。ギンリョウソウが少々咲き残っています。目立たないが、ウド、ジンヨウイチヤクソウ、アズマナルコ、ヒメシラスゲ。ラン科のクモキリソウ、オオヤマサギソウが間もなく咲くようです。その他、ヤマブキショウマ、トリアシショウマ。この二つは、オニシモツケにやや似ています。

 ブナの巨木。兄弟か??

千走川の流れ。水量が少なくなりました。

 今年芽を出したブナの赤ちゃん。

  

この三者、バラバラに見ると非常に紛らわしいのです。左から、バラ科のオニシモツケ、同じくバラ科のヤマブキショウマ、ユキノシタ科のトリアシショウマ。咲く時期が重なっていることもあり、見慣れないと???となりそうです。右のトリアシショウマはユキノシタ科ですから、近づいて葉の形を見れば、区別できるでしょう。この他にも、サラシナショウマ(キンポウゲ科)というのもあります。(^^;)