7月03日の歌才ブナ林

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七月になって初めて、歌才ブナ林を散歩しました。春の名残はすっかり消えて、夏の森に変身しています。ブナの葉は、深い緑色。大きな樹冠ができて、森に差し込む光は、春のそれに比べると暗く感じます。

 

花たちは、春の華やかさはありませんが、いろいろ楽しめます。この時期、シロバナニガナとハナニガナが満開です。キク科の植物で、ともに姿形はほぼ同じです。シロバナは、白い花。ハナニガナは、黄色。違いはその程度で、おおむね同じ場所に咲いています。小型の花で、とても可愛らしいです。

 

左が、シロバナニガナ。右が、ハナニガナ。

その他、ウマノミツバが蕾、ウメガサソウが咲き始めています。オククルマムグラは、花期の終わりです。トドマツの下では、ウスタケがあります。バラ科のヤマブキショウマとオニシモツケが、花の競演をしています。大柄な花ですが、可憐な印象を受けます。チシマアザミも咲き始め。シュロソウ(ユリ科)も開花。ギンリョウソウは、わずかに残っていますが、花期の終わり。

エゾアジサイとトチバニンジンが蕾を付けています。アジサイは、咲くのが待ち遠しいです。オオウバユリも蕾。ツボスミレ(?)らしきものも、蕾です。白い花が咲きそう。歌才川の傍では、エゾタツナミソウが紫の小さな花を咲かせています。シソ科の植物で、派手さはないが、今日の最高点をつけたいものです。