SIGMA SD14の世界(3)   項目TOPに戻る

夢となったSD1

ついに、SD1が発売になり、その画質の評価は高いようです。巷で話題になっているのは間違いありません。

本来なら、このカメラへの感想を書き綴るはずでしたが、それは実現しそうもありません。というのも、私はSD1を購入するのを諦めてしまったからです。発売前は、20万から30万円の間くらいかな、と予想していました。希望的観測ですね。現実は甘かった。カメラ量販店の価格を見て、呆然としてしまいました。

700,000円。一桁間違っているのでは、と思い、何度も見直しましたが、事実は事実でした。デジタルカメラの価格は、大半が、使われている光センサーによって左右されます。APS-Cサイズという大きな面積を持ち、且つ4800万画素ですからね・・・。単純に計算しても、普通のベイヤー型の三倍の価格になるのは当たり前です。

700,000円を捻出する財布の余力がない私です。という訳で、私にはSD1を語る資格がありません。悔しいというか、残念、無念、どうにも出来ないことなのです。今までSD14で満足してきた経過もあり、SD1は将来の夢といたします。

700,000円という価格なら、ライカのM-9に手が届きます。若き日に私の写真を支えてくれていたM4-PやM6が忘れられません。ですから、デジタル化したM-9を将来は手に入れたい、と思い続けています。画質や性能をの次元ではなく、あくまでも趣味としての感覚です。さてさて、SD1がライカに匹敵する価格であることに、本当に驚きます。それだけの価値のある、もの凄いカメラなのでしょう。

でも、FOVEONセンサーの付いたカメラが欲しい。何度も書いてきましたが、この際私のように経済力の無い人間のために、SD14、SD15のセンサーを使ったミラーレスカメラを作ってくれないものか・・・。10万円程度で。理由は何度も書いているので、繰り返しません。今は、将来の夢が一つ増えたと思い直して、筆を置きます。
(2011/7/3)