<’00.2.5. 宇多慶記 JAZZ TRIO

 

2/5(土) 宇多慶記 JAZZ TRIO
          宇多慶記(org) 岡安芳明(g) 正清泉(ds)

「音のまつり’99」ではちょこっとだけ見ていたのですが、なかなかJAZZのLIVEに足が遠のいていた。そこで、宇多さんのLIVEである。

少し余裕を持って曼陀羅に訪れた。顔なじみの人と話していると宇多さんが来て少し話す機会に恵まれた。

すると私がHPを開設しているのを知るとPCの話。宇多さんは結構パソコン通。結構ヘビーユーザーであった。

LIVEが始まった。この日はカウンターの後ろの席から見ることになったので全体を良く見ることができない。でも宇多さんは良く見えた。

曼陀羅では宇多さんは横向きになって演奏する。演奏を聴きながら宇多さんのオルガンの弾き方が良く判るのである。

これが何ともいえない。音のゆれを出す手法も多彩で一つのオルガンの音でいろいろなニュアンスを出していく様が観れる。そして、このバンドにはベースがいない。これは宇多さんの左手と足が担当。こういった場面が奏者の横から眺めるとよくわかる。

宇多さんも、「オルガン走者を見るのは背後で見るのが一番面白いよ」と話してくれた。

1部の終わりで親指と小指以外をたたんで演奏する”猫の手”のような奏法のことを聞いたら、「ドローバーの設定によってオクターブを親指と小指で押さえて、後はどのキーを押さえても大丈夫。広がりが出るんだよ。」と話してくれた。(これ内緒だったかな?他にもいろいろ聴いたのだが内緒)

曲名が良く判らないが、そんなことはどうでも良い。曲の表現の仕方(堅苦しいかな)が自分の心を惹きつけてくれる。非常にわかりやすいけど、その反面奥が深い。

物静かな方であるが、音楽に対する思いが演奏を聴いていると非常に伝わってくる。そしてバンドとのコミュニケーションに対しては非常に厳しい視点を持っていることも伺えた。

ジャズってこういう楽しみ方が良い。そんな一日であった。

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