2005年  2.山崎ヤマト、デワチェン、じぶこん、Moccoly

山崎ヤマトさんのライブには知り合ってからは少なくとも年に一度は足を運んでいた。(以下、ヤマトさん)
ライブを観るたびに

そして2005年に川越の鶴川座にて「民族楽器大作戦」と銘打ってライブを行った。
昔は芝居小屋だった鶴川座。
席はビールケースに畳を乗せた席と、小さめのテーブルにパイプ椅子をそこかしこに置き、子供も走り回れるようなスペース。
日曜の夜というのに、子供連れや年配のお客さんも含めて沢山の人だかり。
ヤマトさんは数年の間にさまざまなミュージシャンに出会い、今回共に遠征した仲間を迎えて民族楽器を演奏するミュージシャンと共に凱旋ライブであった。

ライブはアフリカンダンスの江戸マンディンカ、大阪から来たチベット音楽を礎としてオリジナリティ溢れる音楽を追求しているデワチェンの演奏。
スクリーンには今回のために制作された映像が映し出され、そしてライブの合間には「DAISUKE A.K.A DJ FRIEND PARK & PARASUKI」によるDJとお客さんに飽きることをさせない。
そしてヤマトさんのライブである。
ゲストとしてデワチェンのシタール奏者やホーミーを操るボーカル、ディジュリドゥを吹くじぶこんのメンバー二人を迎えて自身のオリジナル曲を一緒に歌い・演奏。
そしてダンサーのMoccolyさんがヤマトさんの歌に合わせて踊る。
家族連れのお客さんはいろいろと会話しながら楽しんでいる。
ヤマトさんの歌は、子供にもわかりやすく、一緒に歌ったり叫んだり、中には館内を走り回る子供もいたりと、アットホームな雰囲気に包まれていた。


この日のライブを観て、ヤマトさんの周辺の民族楽器を演奏するミュージシャンにより、近いうちにムーブメントがくる予感がした。
なにせ、民族楽器を持って古来の音楽を演奏するのではなく、オリジナリティを追及するバンドを一気に3バンド観てしまったのだから無理もないでしょ。
それは、2006年以降に少しずつ明らかになってくるのである。
この後の話はまた改めて。


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