序章1 ライブハウスっていろんな形態があるんです。

ライブハウスっていろんな形態があるんです。

大抵ライブハウスと聞くと、「音がうるさい」とか「ロックを聴く場所」のイメージが強い。
でもそればかりではないんです。
ライブハウスと公にしていなくても、地元にしっかりと根を張ったライブハウスが皆さんの周りにもきっとあります。

ライブハウスには、
 1.ライブハウスとしてのみ運営するライブハウス
   ・食事はできない事が多い、飲み物が出るぐらい。場所によっては立ち見を前提。
   ・規模の大きなライブハウスで食事も出来て、メジャーなミュージシャンが活動。チケット予約が必要。
 2.普段はカフェやバーとして営業し、週末や土日等のみライブハウスとして運営するライブハウス
   ・普段のお店の形態により、食事や飲み物もお店のカラーが出てくる。
 3.イベントスペースにてライブも出来るようにして運営するライブスペース
   ・多目的スペースでミュージシャンの発表会イベント等に利用される。
 4.お店のマスターが音楽好きで音響設備を設置していて、ミュージシャンが発表の場に使っているライブハウス
   ・親近感あるお店。地元のミュージシャンや常連客が多いのも特徴の一つ。
などさまざま。

お店ごとに観れるミュージシャンも決まってきます。
 1.ジャンルにこだわってジャズ、ロック、フォーク等一つのジャンルしか受け入れないライブハウス
 2.ある程度の実力を持っていればOK(オーディション制、etc.)
 3.マスターの趣味に合えばOK
 4.知り合いのミュージシャンより紹介
 5.集客(収益)等の運営できる条件を満たせばOK
などがあります。

演奏しようと思えば、ミュージシャン側(企画側)が身銭を叩けば発表できる場はいくらでもあります。
でも、それと実力と比例するわけではないんです。


ミュージシャン側(企画側)に立ってみれば、
 1.演奏形態によるステージスペースや音響設備を備えている場所を探す
    ライブハウスの雰囲気、ワンマン・対バン等も含めて
 2.賃貸料の有無
   ・集客会場賃貸料を支払って参加
   ・チケットの売り上げによるノルマ制
   ・オーディション制によりパスすればステージに上がれる
   ・既に演奏している知り合いのミュージシャンの対バンにて参加
   ・直接お店のマスターに掛け合って出させてもらう
    とさまざま。
 3.日程調整
    平日しか出来ない、休日しか出来ない、集客等ありますので。
 4.ギャランティー
   ・収益から分配〜食事や飲み物、投げ銭、ギャラなしまでさまざま。
等があるわけです。

ミュージシャンは自分が発表出来る場所を探しているわけです。
そしてライブハウスで演奏するミュージシャンの中には、自分の演奏を発表できる場を開拓しているミュージシャンもいます。
自分がホームとするライブハウスがあると、ファンも安心して来れますし、根強いファンとなってくれるわけです。
そして知り合いのミュージシャンとの交流を持ち、活動しやすくなるわけです。
遠方からミュージシャンを招き入れたり、逆にツアーでお世話になったり。
そういったミュージシャンと巡り合うと、私のようなお客さんは新たなミュージシャンのことを知るきっかけにもなり、新しい刺激を受けられるわけです。
そしてミュージシャン同士がジョイントやゲスト参加とサポートしながら、いつもと違った光景を観る事も楽しみになります。


ライブハウスのお客さんの聴き方もいくつかに分かれます。
  1.お気に入りのミュージシャンを地方の活動にも足を運ぶ人
  2.地元のライブハウスに足を運んでそこでステージに立つミュージシャンを観る人
  3.1と2の複合系
私は3.ですね。
地元に常連となるライブハウスがあると、自分が楽しめそうなミュージシャンの情報も入ってきますよ。


私のライブハウスへの足を運び方は、
  1.週末・休日は地元のライブハウス中心、平日は会社帰りに立ち寄れるライブハウスへ行く 。
  2. チケット予約はほとんどしない。
    ぷらーっと行って聴けるのも魅力の一つです。満員御礼ってこともありますが...
  3.楽しそうなイベントに足を運ぶ。
    ミュージシャンから聞いたり、ライブハウスのマスターから聞いたり...
といった感じです。 


ここまで知ると、地方ツアーなどを実施するミュージシャンは、地元に来てくれるんだから足を運ぶだけの価値があるってものですよ。
遠方から何度も地元に訪れているミュージシャンは必ず個性を持っています。
そしてミュージシャンとの交流もできて、コンサートとは違った味わいがあります。
是非、地元のライブハウスを探してみてください。
そして自分に合ったライブハウス、ミュージシャンを探してみてください。
そこにはTV等のメディアで流れる音楽とは違った音楽の楽しみ方があります。

このホームページが一つのきっかけになれば幸いです。


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