先日、小林創さんのライブで飛び入りで参加した石岡美保子さん。
そのグループがフルーツバスケット。
６月の「北浦和 みんなでSwing Festival」で観ていましたが、ライブは初めて。
以前ライブ終了後にお店に行ったときに、マスターから「惜しいことをしたね」って言われて、苦虫を噛んでいたんだな。
ということで行ってきました、北浦和 パラダイス・ロード。

初めてだと常連のお客さん以外のお客さんの顔ぶれが違ってこれがまた楽しい。
ライブが始まるまでちょっと歓談。
するとパラダイス・ロードでご一緒する機会の多いcominoさん夫妻も駆けつけてきて、談笑。


さて、ライブのスタートです。
この日は２ステージ。
まず、アコーディオンの石岡さんと、バンジョーの桜庭さんの二人での演奏。
ミュゼットの中からワルツそしてポルカ。
アコーディオンとバンジョーの演奏。
これが非常に心地良い。
心に響くんだよね。
ポルカは悲しくても心躍っちゃう感じ。
そして、「甘い喜び」を演奏。
こちらは一転、雨の空を思わせる感じだけれど、どこか待ちわびた人と再会した喜びにも感じる。
続いては、ロシア民謡、「黒い瞳」。
手拍子が沸き立つ。
今度はアメリカに渡り、ゆったりと「Careless Love」。
次に「Suwannee River」を演奏。
途中からボーカルの池田さんが歌いながら登場。
ゴスペルで歌い上げる。
そして、「Exactly Like You」。
軽快なナンバーに気を良くしたお客さんは、手拍子＆歓声で囃し立てる。
池田さんは「私の歌で楽しんで」っていう感じがムンムンしていて、歌詞はわからないが曲のテーマを感じさせてくれる歌です。
ここでパラダイス・ロードが来週で１１周年ということで、早めの「Happy Birthday To You」を演奏し、みんなで歌う。
そして、池田さんが、「とっておきの技を披露します。」と、「Sweet Sue」を披露。
犬の鳴き声で歌ってくれました。
これが可愛いんだな。
１ｓｔステージ最後に「Daphne」を石岡さんと桜庭さんで軽快に演奏する。
お客さんは手拍子で盛り上がる。
ここで一旦休憩です。


しばし歓談の後、２ｎｄステージです。
まず、スイング感のある「Lady Be Good」から。
続けて、「I Ain't Got Nobody」。
桜庭さんのバンジョー単音フレーズ、軽やかなステップを踏みたくなるような石岡さんのフレーズに舌鼓。
「さくらんぼの実る頃」。
シャンソンの香りの漂う、過去の傷を癒すような曲です。
続いてタンゴ、「二つのギター」。
軽快に感じられたアコーディオンとバンジョーの音が、一転して哀愁漂う音に感じられる。
不思議だよな。
お客さんも手拍子で応戦。
ボーカルの池田さんが加わって、「きよしこの夜」、そして「サンタクロースが街にやってきた」をお客さんの手拍子を受けながら披露。
そして池田さんが「Amazing Grace」を熱唱。
歌に合わせての石岡さんと桜庭さんの演奏が淡々としていて、ボーカルソロとは違って、味わいのある演奏でした。
最後に、マスターのリクエストに応えて、「Do you know what it means to miss New Orleans」。
どことなく可憐で、「早くニュー・オリンズに戻っておいで」と言っているようなイメージの演奏でした。
アンコールの拍手に押されて、池田さんが加わり、「聖者の行進」ではみんなで奇声、歓声を上げながら、手拍子＆大合唱。
最後に「Beer Barrel Polka」をスタンディングで披露。
手拍子も沸きあがり、軽やかなエンディングとなりました。


「どうしてアコーディオンとバンジョーで演奏しようとしたの？」と聞くと、ジャンゴもギターを弾く前はバンジョーを弾いていて、ミュゼットのバックで演奏していたとのこと。
アコーディオンもバンジョーも演奏者の気持ち、お客さんの気持ち次第で明るくも感じ、悲しくも感じてしまう音色。
アコーディオンは持続音で流れるフレーズで気持ちを揺さぶり、バンジョーは減衰音でリズムを刻むと心躍らされる。
この特徴をうまく活かした演奏。
うーん、心地良いんだな、これが。
そそられるんだ。
「北浦和 みんなでSwing Festival」では、クラリネットの女性が参加していたんだっけ。
いろんなメンバーで披露して欲しいね。


北浦和 パラダイス・ロードのＨＰはこちら ⇒