<日倉士歳朗 Live at 北浦和 パラダイス・ロード>



日倉士歳朗(Vo、Slide G, G)
ゲスト:荏原和弘(G, Vo)

2008.08.31.(日) 日倉士歳朗 Live at 北浦和 パラダイス・ロード
ゲスト:荏原和弘(G, Vo)

ニュー・アルバム「Steel Made」を引っ提げて日倉士歳朗さんがパラダイス・ロードへやってきた。
一日前にはツアー中の鬼頭さんからもメールが(昨年と同様、お留守...)。
昨年の度肝を抜くライブの再来です。

お店へ着いて食事を頼むとフリークが集まってきた。
お客さんの方が既に熱くなっている状態(笑)
むむっ、マイクが2本立ってますぞ。
こんな状況の中、ライブがスタートしました。

この日、2部構成です。
既にお客さんの眼差しに注意報が出ている状況でライブが始まった。
この日、ニュー・アルバムに参加した荏原和弘さんとの共演です。
まず、ニュー・アルバムから「Amazing Grace 〜 At The Cross」を演奏。
南方へ向けて温度感、湿度感が変わる。
日倉士さんはその気持ち良さに手拍子をしているお客さんの状況を見て、曲構成を変えることを宣言(笑)
オリジナルから「噂」。
地面から、椅子から伝わる日倉士さんの歌声を体中の血を呼び起こしてくれる。
ニュー・アルバムから「Lonesome Time」。
荏原さんの気持ちで弾くギターに心の振り子が動かされる。
「Without God - Jusus on the Mainline」。
二人の唸りを上げるギター。日本語の歌詞にまた呼応して手拍子、合唱。
お客さんからは「凄えっ!」。
日倉士さんからは、「まだ、お客さんに追いついていないな」、と(笑)
ここでギターを持ち替えて、新曲「神様のプラン」。
純度の高い空気を吸った感じの曲です。
そして「Crossroad Blues」を演奏し、1stステージ終了。


休憩の最中も知り合いのお客さんと濃厚な音楽談義してました(笑)。


さて、2ndステージは日倉士さんのソロから。
夏の余韻を漂わせながら、「Jewels On The Water 〜 南からの子守唄」。
小さな島の木陰に誘われてます。
「南からの子守唄」は私のお気に入りの歌ですから、一緒に口ずさんでました。
そして、お客さんからリクエストのあった、ベン・ハーパーのカバー、「Pleasure And Pain」を日本語で披露。
ここで江原さんが加わり、江原さんが1曲ゴスペルを歌ってくれました。
このままどんどん酔いつぶれていきます。
「Walkin' Blues」。そして「Last Fair Deal Gone Down」を日本語を交えて演奏。
「Dark End Of The Street」。
江原さんのフレーズが琴線に触れる。
日倉士さんのフレーズが心の奥底の暗い影を浮かばせる。
「Shake Hands Blues」を演奏。
お客さんは奇声を発しながら体揺らしながらどっぷり浸かってます。
最後にぶっちぎりブルース、「Shake Your Money Maker」を演奏。

このままでは終わらせません。
「もっとやれっ!」コールに応えて、「Me And The Devil Blues」。
そして、カントリーで「Oh! Susanna」。
「ヨーデルっ」と客席からリクエストされて、レッツ・ヨーデル(笑)
「Bye Bye Moon」で大合唱して、この日のライブ終了。


この日共演された江原さん。
面立ちは温厚そうなんだけれど、血は滾ってました。
ギターのザックリ感に心躍っちゃいました。

そして、日倉士さん。
一年ぶりにライブに足を運びましたが...やっぱり濃密だった。
地を這うようなスライドに歌声。
温もりを感じさせてくれるステージ。


ブルースはね、骨の髄までしゃぶり尽くす音楽なんだよな。
この日のライブを観ていてつくづく感じた。
体の芯まで心酔したミュージシャンの放つ音。
これはライブに行かないと体感できないんだ。
そして、濃いお客さんに囲まれて聴けたことに感謝。
自分の腹の底から出てきちゃうんだよね。
共鳴した声が。
唸ったり、叫んだり。
まわりのお客さんと一緒に「凄いよね」の連呼(笑)
いやぁ、濃密な時を過ごしました。


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