<ふるみまや Live at 大宮 cafe Lamp>


共演:里尚宏(Sax)、有馬勲(Perc)、山田メイ(P)

(左から)里尚宏(Sax)、有馬勲(Perc)、ふるみまや(Vo)、山田メイ(P)


2009.08.05.(水) ふるみまや Live at 大宮 cafe Lamp
共演:里尚宏(Sax)、有馬勲(Perc)、山田メイ(P)

この日は、家の近くでのライブということもあり、母親を連れ出しました。
会社帰りの最寄の駅から家までの途中にあるお店、「Cafe Lamp」。
母親でも散歩がてらに歩けば来れる距離。
うーん、ありがたい。
でも、ライブのスタートまでに会社から地元に帰るとなると...
急ぎました(笑)

で、お店近くの交差点で待ち合わせ。
お店に入ろうとすると、ふるみまやさん(以下、「まやさん」で)が出迎えてくれてご挨拶。
「そっくりですね」の回答に、親子は複雑な思い(笑)

お店に入って、食事をしながらのライブとなりました。
この日の共演者は、パーカッションの有馬勲さん(Perc)、ピアノの山田メイさん、そして初めてお会いする、サックスの里尚宏さんです。


この日は2部構成。
さて、1stステージの始まりです。
まず、ベット・ミドラーの「The Rose」で、ゆったりした雰囲気からのスタートです。
そして、夏にはボッサと「イパネマの娘」。
ここでオリジナル、「泣きそうな三日月」を披露。
アルバムで聴いていたが、ライブでの歌声の表情は非常に豊かです。
自身も沖縄の歌が好きと、「涙そうそう」を歌う。
夏の風を誘うように曲が奏でられていく。
オリジナルに戻って、軽快に「Is This True Love」。
最後に代表曲、「Love Bird」を歌って、1stステージ終了。


休憩では、母親とカルパッチョを食しながら談笑。
こんなシチュエーションは滅多にないことなので、困る(笑)


さて、2ndステージです。
まず、カバーで「花」から。
1stステージの「涙そうそう」といい、ふるみまやさんが歌う沖縄の楽曲は心の琴線に触れる。
続いてジャズのナンバー、「You'd Be So Nice To Come Home To」を高速テンポで演奏。
いきなり歌い始めたんだけれど、メイさんのピアノがぴったりはまる。
続けてISSAさん、里さんと続く。
メイさんやISSAさんがラテン・フリークなのが垣間見られて、ご機嫌!
ここでオリジナル曲を続けて披露。
ゆっくり情景が移ろうような「流転」、ブルージィな「天使になったあなたの歌」。
そして発売された2ndアルバムから、「Dream Butterfly」を披露。
歌声の魅力を存分に聴ける曲です。
最後に、BEGINの「島人ぬ宝」を空に放たれるように歌い上げる。

アンコールに「All Of Me」をオクターブ高い歌声で軽快に歌い上げて、この日のライブは終了。


ふるみまやさんの歌声は個性的で、「潤い」をを感じる声。
光や風というより水。
飛沫とか波紋とか雨上がりの澄んだ空気とか。
そんな潤いが感じられる。

ピアノのメイさんは、まやさんの歌声の特徴を活かすように、重くならないように奏でる。
パーカッションのISSAさんは、カホーンと小物とシンプルさで勝負してました。
シンバル類の代用がシェーカー類ですから。
ISSAさんは曲のリズムをぐっと引き締めるんですよ。
そして、サックスの里さん。
里さんの歌に寄り添うフレーズは、曲の世界にそっと誘うように奏でてくれました。


最近2ndアルバムも発売されて、1曲でしたが披露。
もうちょっと聴きたかったな。
ふるみまやさんの歌は「前向きになろうよ。気持ちよ届け」といった歌詞が歌声にのせて伝わる曲。
そして、前にも書いたと思いますが、沖縄の楽曲はまやさんの歌声を非常に活かしていて、ピカイチ。
オリジナルを歌うミュージシャンを浮かべながらではなく、「ふるみまやさんが歌う」と感じられる個性が光るんだよね。
それから、ステージ上の体から発する歌への想い。
数ヶ月ぶりに足を運んだけれど、表情や体から発せられる動きから以前にも増して伝わってくる。
日常の会話を話しかけるように進む、笑いの堪えないMCも楽しい。
日々新たなチャレンジをしていることが垣間見られるライブでした。

母親は夜遅くのライブは初めて。
眠くなっちゃうかなと思いましたが、楽しんでましたね。


ふるみまやさんのBlogはこちら
有馬勲さんのHPはこちら
山田メイさんのBlogはこちら
大宮 cafe LampのHPはこちら



ふるみまや(Vo)
共演:里尚宏(Sax)、有馬勲(Perc)、山田メイ(P)


ふるみまや(Vo)


里尚宏(Sax)






有馬勲(Perc)、山田メイ(P)







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